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日本を環境立国にするために、ITベンチャーを飛び出して起業しました。

耕作放棄地を集約する限界集落株式会社

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2009年の農地法改正によって、遊休農地の利活用に対して賃借に関しては規制緩和が行なわれています。不在地主など、所有者が分からなくなっている耕作放棄地に対しても、自治体が公告を出して集落単位での営農計画を提出すれば、営農組織が賃借できる法的根拠ができています。


そんな集落単位の営農を題材にした『限界集落株式会社』という本では、集落全体を法人化して農地を集約化し加工施設を建てるといった内容で、集落のお年寄りが生き生きと働く様を描いています。この本自体は千葉の和郷園の取り組みをベースにしつつ、人間模様などを面白おかしく脚色したフィクションですね。


事実は小説よりも奇なり、上山集楽では、これら土地管理の仕組みを一般社団法人に一元化するとともに、地域おこし協力隊から派生した営農組織MLAT LLCが管理委託を担う、いわゆるプロパティマネジメントの手法を採り入れた耕作放棄地再生事業を進めています。農業をやるだけではなく、棚田という空間的価値を最大限活用した都市農村交流や商品企画を行なうことで、様々なビジネスモデルを試行錯誤しながら考えていっています。


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最先端が最先端たる由縁は、ヨソ者が勝手にやっているわけではなくて、地元を巻き込んでの集落単位の合意形成をしっかりと得た上で、地元住民の財産権を守る仕組みをつくっているからです。当然、土地利用を進めていくことによって、災害防止や鳥獣害の低減といった副次効果も出てきます。


いまは中山間地域という課題先進地がビジネスの現場になっていますが、今後は平地でも耕作放棄地が増えてくることが予想されます。その際に人材とノウハウ提供できるように、種火集楽としての価値を高めていきたいと思います。



当エントリに関連する過去エントリは以下のとおり。

新・上流社会へようこそ
中山間地でセグウェイを走らせる
コミュニティで農家を支える

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