大震災被災地に行ってきました
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8/29-9/1の日程で、東日本大震災の津波被災地に行ってきました。本来であれば、もっと早い段階で駆けつけたかったのですが、現場の状況が掴めない現状でどこまで役に立てるのかが不明確であったため、このタイミングでの訪問となりました。
訪れたのは大船渡市、私の住む美作市が対口支援を行なっているところです。ボランティアに行くということで、行政から高速道路が無料となるパスを交付してもらい、また応援してくださる方々からカンパをいただいて負担なしで岡山から東北まで、車で延べ18時間で行くことができました。
現地に着いて驚いたことは、高さによって被害の様子がまるで違うというところです。津波の被害は報道や動画などで繰返し見ていたために、それほどショックは受けませんでしたが、国道45号線を通るなかで海抜によってこれほどまでに被災地でコントラストが出て、広範な地域で家々が押し流されている現実を目の当たりにしました。
私自身、3月11日は茨城県つくば市で被災し帰宅難民となった経験がありますが、そんな私の状況とは比較にならない過酷な環境で、まだ肌寒い3月の東北での避難生活を余儀なくされたお話を伺いました。津波が来た時にどこにいたのか、どうやって家族と再会したのか、身を寄せ合って寒さを凌いだのか、、現地での生の声はやはり重く響きました。
今回は、大阪の仲間たちがタコ焼きを振る舞って笑顔をつくりたいということで、大船渡市赤崎町清水地区の仮設住宅にお邪魔してきました。ここは元々の地域コミュニティがそのまま仮設住宅に入っているために、皆さん顔見知りで30人ほどが暮らしている場所ですが、まだそれぞれの生活の距離感に慣れないために地域活動が再開していないということでした。
コミュニティスペースとなっている場所でタコ焼きを焼いたのですが、次第に住民の方々が集まり始めて、また仕事から帰ってくる人たちも加わって、楽しいタコ焼きパーティにすることができました。聞けば、このようにみんなでテーブルを囲むことは久しぶりだとのことで、震災後の重苦しい雰囲気を和らげる一助にはなったのかなと思います。
子どもたちもこの日ばかりは遅くまで花火をやったりして楽しんでくれたようで、礼儀正しく人懐っこい子どもたちに被災地の確かな未来を感じました。またお年寄りたちも、もっと長生きをして復興を見届けるのだと心強いコメントをおっしゃっていて、皆それぞれに震災という悲劇を乗り越えて力強く歩み始めている姿にむしろこちらの方が元気をもらいました。
翌日は、朝からおばあちゃんたちがおにぎりを握ってくれました。絶妙な握り加減で、毎日海に出て行く男衆のためにつくっていたのだそうです。牡蠣の稚貝を導入したそうなので、いずれまたこのおにぎりのパワーで美味しい三陸の牡蠣が復活することでしょう。
私たちにできることは、少しでも東北の産業復興の手助けになるような買い物をすることです。放射性物質が心配ですが、少なくとも三陸地方の水産品などはまったく問題なく美味しくいただくことができます。これから旬のサンマなどはオススメですよ。
私自身も、今後の復興フェーズに向けて一助となるべく、本格的に林業から木工、住宅建設まで含めた、森林からはじまる地元の雇用創出モデルを普及させていく活動にコミットしていこうと考えています。そしてそれこそが、日本が今後採るべき戦略をまず被災地で先進的に進めていくことにも繋がります。また近いうちに再訪したいと思います。
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訪れたのは大船渡市、私の住む美作市が対口支援を行なっているところです。ボランティアに行くということで、行政から高速道路が無料となるパスを交付してもらい、また応援してくださる方々からカンパをいただいて負担なしで岡山から東北まで、車で延べ18時間で行くことができました。
現地に着いて驚いたことは、高さによって被害の様子がまるで違うというところです。津波の被害は報道や動画などで繰返し見ていたために、それほどショックは受けませんでしたが、国道45号線を通るなかで海抜によってこれほどまでに被災地でコントラストが出て、広範な地域で家々が押し流されている現実を目の当たりにしました。
私自身、3月11日は茨城県つくば市で被災し帰宅難民となった経験がありますが、そんな私の状況とは比較にならない過酷な環境で、まだ肌寒い3月の東北での避難生活を余儀なくされたお話を伺いました。津波が来た時にどこにいたのか、どうやって家族と再会したのか、身を寄せ合って寒さを凌いだのか、、現地での生の声はやはり重く響きました。
今回は、大阪の仲間たちがタコ焼きを振る舞って笑顔をつくりたいということで、大船渡市赤崎町清水地区の仮設住宅にお邪魔してきました。ここは元々の地域コミュニティがそのまま仮設住宅に入っているために、皆さん顔見知りで30人ほどが暮らしている場所ですが、まだそれぞれの生活の距離感に慣れないために地域活動が再開していないということでした。
コミュニティスペースとなっている場所でタコ焼きを焼いたのですが、次第に住民の方々が集まり始めて、また仕事から帰ってくる人たちも加わって、楽しいタコ焼きパーティにすることができました。聞けば、このようにみんなでテーブルを囲むことは久しぶりだとのことで、震災後の重苦しい雰囲気を和らげる一助にはなったのかなと思います。
子どもたちもこの日ばかりは遅くまで花火をやったりして楽しんでくれたようで、礼儀正しく人懐っこい子どもたちに被災地の確かな未来を感じました。またお年寄りたちも、もっと長生きをして復興を見届けるのだと心強いコメントをおっしゃっていて、皆それぞれに震災という悲劇を乗り越えて力強く歩み始めている姿にむしろこちらの方が元気をもらいました。
翌日は、朝からおばあちゃんたちがおにぎりを握ってくれました。絶妙な握り加減で、毎日海に出て行く男衆のためにつくっていたのだそうです。牡蠣の稚貝を導入したそうなので、いずれまたこのおにぎりのパワーで美味しい三陸の牡蠣が復活することでしょう。
私たちにできることは、少しでも東北の産業復興の手助けになるような買い物をすることです。放射性物質が心配ですが、少なくとも三陸地方の水産品などはまったく問題なく美味しくいただくことができます。これから旬のサンマなどはオススメですよ。
私自身も、今後の復興フェーズに向けて一助となるべく、本格的に林業から木工、住宅建設まで含めた、森林からはじまる地元の雇用創出モデルを普及させていく活動にコミットしていこうと考えています。そしてそれこそが、日本が今後採るべき戦略をまず被災地で先進的に進めていくことにも繋がります。また近いうちに再訪したいと思います。
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