不謹慎ではない、花見の楽しみ方
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もうすぐ春ですね。桜の開花宣言がちらほらと聞こえはじめていて、新しい季節の訪れを感じます。でも、世の中は東日本大震災と東京電力の原子力発電所の問題で、多くの人たちが未だに苦しみ不安を抱えています。
このようなときに、自分たちだけ花見のような享楽的なイベントを行なってよいのか、良心の呵責だったり不謹慎という言葉が重くのしかかってきます。実際、上野公園や井の頭公園では宴会の自粛を呼びかけており、電力不足も相まってなかなか素直に桜の宴を楽しめない雰囲気になっています。
でも被災者の方々からの声としては、自分たちが暗く沈まないように、他の地域ではもっと盛り上がって元気を分けてもらいたいという意見もあります。
また、連日の過酷な報道から神経質になってしまっている部分もあり、むしろちょっと距離を置いて自然の豊かさを感じることも必要でしょう。
ではどうすれば、被災者の方々にも喜んでいただけるような花見ができるのか、考えてみましょう。
(写真は山梨県山梨市の乙ヶ妻のシダレ桜と富士山)
1.東北の食べ物やお酒を積極的に購入して、産業復興を支援する。
東北地方は言わずと知れた食の宝庫、海の幸も山の幸も豊かな地域です。とくに海産物は、暖流と寒流がぶつかる潮目を持ち、世界にも稀に見る漁獲高を誇っています。オンラインショップもまだまだ元気に運営してますので、この機会に購入されてみてはいかがでしょうか。
また、東北地方は米どころでもあるので、美味しい日本酒がつくられています。もちろん昨年仕込んだお酒ですので、蔵元から直接買ってみるのもよいでしょう。
2.電気やガスは使わずに、薪や炭を使う。
計画停電が気になってどうも、、というときに役に立つのが薪や炭といった昔ながらの燃料です。実は災害対策にもなるロケットストーブは薪を効率的に燃焼させることができます。一斗缶と曲がりダクトと砂さえあればつくれますので、自作してみても面白いですね。
また七輪で炭を使って酒のつまみを炙るのもまた一興ですよね。意外と近所の燃料店で炭も売っていたりするので、確認してみると非常時のエネルギー確保に繋がると思います。もちろん、屋内で炭を使うのは一酸化炭素中毒の危険がありますので、十分ご注意くださいね。
3.気の合う仲間たちでチャリティを企画する。
震災で頼りになったのが、やはり友人や地域との繋がりです。私も震災当日に帰宅難民になった際に、多くの地域の方々の善意を受け取って茨城県つくば市から帰ってきました。今一度、このネットワークから被災者に善意を贈るためのチャリティ花見を開催するのもよいでしょう。
私が設立をお手伝いしているNPOでも、「てヲとるアクション」という活動をはじめています。少額でも継続して支援し続けることで、悲しい震災の記憶を風化させることなく地域の未来をつくっていきます。
花見で桜を愛でることは、日本人の心です。本来、助け合いの精神こそが日本人の美徳であり、自然の脅威から身を寄せ合って発展してきた日本社会の歴史なのです。
東北の地に安らかな歌声が響く日を夢見て、がんばろう、日本。
(森山直太朗さんと旧宮城県第三女子高等学校音楽部による「さくら」)
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当エントリに関連する過去エントリは以下のとおり。
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このようなときに、自分たちだけ花見のような享楽的なイベントを行なってよいのか、良心の呵責だったり不謹慎という言葉が重くのしかかってきます。実際、上野公園や井の頭公園では宴会の自粛を呼びかけており、電力不足も相まってなかなか素直に桜の宴を楽しめない雰囲気になっています。
でも被災者の方々からの声としては、自分たちが暗く沈まないように、他の地域ではもっと盛り上がって元気を分けてもらいたいという意見もあります。
また、連日の過酷な報道から神経質になってしまっている部分もあり、むしろちょっと距離を置いて自然の豊かさを感じることも必要でしょう。
ではどうすれば、被災者の方々にも喜んでいただけるような花見ができるのか、考えてみましょう。
(写真は山梨県山梨市の乙ヶ妻のシダレ桜と富士山)
1.東北の食べ物やお酒を積極的に購入して、産業復興を支援する。
東北地方は言わずと知れた食の宝庫、海の幸も山の幸も豊かな地域です。とくに海産物は、暖流と寒流がぶつかる潮目を持ち、世界にも稀に見る漁獲高を誇っています。オンラインショップもまだまだ元気に運営してますので、この機会に購入されてみてはいかがでしょうか。
また、東北地方は米どころでもあるので、美味しい日本酒がつくられています。もちろん昨年仕込んだお酒ですので、蔵元から直接買ってみるのもよいでしょう。
2.電気やガスは使わずに、薪や炭を使う。
計画停電が気になってどうも、、というときに役に立つのが薪や炭といった昔ながらの燃料です。実は災害対策にもなるロケットストーブは薪を効率的に燃焼させることができます。一斗缶と曲がりダクトと砂さえあればつくれますので、自作してみても面白いですね。
また七輪で炭を使って酒のつまみを炙るのもまた一興ですよね。意外と近所の燃料店で炭も売っていたりするので、確認してみると非常時のエネルギー確保に繋がると思います。もちろん、屋内で炭を使うのは一酸化炭素中毒の危険がありますので、十分ご注意くださいね。
3.気の合う仲間たちでチャリティを企画する。
震災で頼りになったのが、やはり友人や地域との繋がりです。私も震災当日に帰宅難民になった際に、多くの地域の方々の善意を受け取って茨城県つくば市から帰ってきました。今一度、このネットワークから被災者に善意を贈るためのチャリティ花見を開催するのもよいでしょう。
私が設立をお手伝いしているNPOでも、「てヲとるアクション」という活動をはじめています。少額でも継続して支援し続けることで、悲しい震災の記憶を風化させることなく地域の未来をつくっていきます。
花見で桜を愛でることは、日本人の心です。本来、助け合いの精神こそが日本人の美徳であり、自然の脅威から身を寄せ合って発展してきた日本社会の歴史なのです。
東北の地に安らかな歌声が響く日を夢見て、がんばろう、日本。
(森山直太朗さんと旧宮城県第三女子高等学校音楽部による「さくら」)
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人口5200人の村が1000人の被災者を受入れる勇気
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