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日本を環境立国にするために、ITベンチャーを飛び出して起業しました。

温暖化対策に、あなたが今すぐにできること

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突如大雨が降ったり気温が上昇したり、生活しているなかでも気候変動の影響を感じます。厳密には、地球温暖化問題と都市における集中豪雨や気温の揺らぎは相関関係は薄いと言われていますが、人為起源の影響はむしろ都市型の気候変動の方が大きいのかもしれません。


このような気候変動に対して、漠然と不安を持っている人も多いことでしょう。でも、「地球温暖化」と言われると問題が大きすぎて具体的に何をしたらよいのか分からない、という認識がほとんどでしょうか。エコバッグを使ったり、エアコンの温度を調節するのも大切ですが、もっと具体的に効果が期待できる対策があります。


肌寒い季節になってくると、使い捨てカイロを身につけることが多くなってきますね。だいたい8〜10時間経つと温かくなくなってしまうので捨ててしまう、それはちょっともったいないです!

カイロ団子で藻場再生水産高が全国発表きょう

20101203-031575-1-L.jpg県立水産高(長門市)水産科学部の3人が、3日に東京海洋大(東京)で開かれる「全国水産・海洋系高校生徒研究発表会」に出場する。発表するのは、地域ぐるみで取り組んだ藻場再生の研究だ。

3人は、海洋科学科3年の光木慎太郎さん(17)、海洋技術科3年の森本由香里さん(18)と伊藤祐希さん(18)。水産科学部が5年前から取り組んでいる藻場が減少する「磯焼け現象」を鉄分の補給で改善させる研究成果の普及に努めた。さらに、漁協などと連携して、この成果を小中学校の環境教育にも取り入れた。

鉄分補給に使うのは、カイロの鉄と炭にご飯を混ぜ合わせた「鉄炭(てったん)団子」。3人は市や市内の企業、小中学校などに使用済みカイロの回収を要請して4小中学校で団子を製作し、漁業者やボランティアの支援で漁場に置いた。

市役所での激励会で、3人は「地域と連携してきた研究を全国にしっかりと伝えたい」と決意を述べた。

使い捨てカイロのなかに入っている鉄と炭は、実は海洋において藻類や植物プランクトンの生育に再利用できます。海の砂漠化=磯焼けを防止することは地上で行なうどんな温暖化対策よりも有効だと言われており、一般的に使われているような素材で海に藻場が再生していく様子を観察することは、環境教育としても魅力的ですね。


今年の冬は、使用済みカイロを捨てずにとっておいて、子どもたちと一緒に鉄炭団子をつくってみませんか?楽しく無駄なく、自分たちの暮らしをエコにしていくことが、もっとも持続できる有効な環境対策なのです。








当エントリに関連する過去エントリは以下のとおり。
海と山の微妙な関係
マッコウクジラが温暖化を防止する




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