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日本を環境立国にするために、ITベンチャーを飛び出して起業しました。

地球温暖化よりも重大な問題

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最近は地球温暖化問題の影響か、カーボンフットプリントというような難しい言葉も聞くようになりました。低炭素社会を目指す上で、製品のライフサイクルにおける二酸化炭素排出量を合算することが、いろいろな会社の環境報告書などに掲載されるようになりました。


ただし、地球温暖化問題で騒いでいるのは恐らく日本だけです。世界ではやはり自然環境の悪化が最優先課題であって、とくに水資源の枯渇は生命を脅かす大問題となっています。

地球の水資源は危機に瀕している。「水がなければビールを飲めばいい」などという酒飲みの冗談は、もはや通じない状況だ。温室効果ガスに関する「カーボンフットプリント(炭素の足跡)」と同じように、地球環境に対する人類の影響力を測定する指標として、「ウォーターフットプリント(水の足跡)」という考え方が専門家から提唱されている。既に、ウォーターフットプリントを利用する企業も現れ始めている。


水資源がどれほど枯渇しているかについて、象徴的なのがアラル海です。たった20年間で世界第4位の湖が消失してしまった事実は、中央アジアでの綿花栽培が主な原因であり、安い衣服を好んで着る私たち日本人もその責任の一端があります。

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そう、日本という国は、食料や資源、工業製品の原材料の輸入大国であり、間接的に海外の水を大量に使っています。バーチャルウォーターという概念から、私たちの生活の約半分は海外の水資源によって支えられています。


水が重要なのは、地球=ウォータープラネットと呼ばれるように、水が液体として存在する希少な惑星である地球において、生物が存在するために欠かせない条件だからです。実際に、水が凍てつくような極地や、水が蒸発するような灼熱では、生物はほとんど生存できません。


私たち日本人は、当たり前のように水をたくさん使っていますが、全世界いや全宇宙で見ても、奇跡とも呼べるような贅沢をしていると認識した方がよいです。ウォーターフットプリントの概念こそが、人類が今後も地球に棲めるかどうかの真の環境問題なのです。


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