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デジタルでBtoBセールスはできるのか!?

「Watsonが無料という記事を見たけど本当のところはどうなの?」にお答えします

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昨年秋、「Watsonが無料に」という記事があるメディアに大々的に出されました。
この無料というキーワードのインパクトは相当のものですね。私の会社個人サイト、SNSでこの件について問い合わせがありました。無料ってすごいですけど本当ですか?というトーンが多く見られました。
また、私が提案活動を行っていたお客様からのお問い合わせも数件ありました。こちらは、「これまでの提案(有償)はもうなしで、無料で使えるということですか?」というものでした。

この報道からある程度日数が経過して落ち着いてきたところですので、あらためて事実としてどういうことなのか、簡単に書いてみたいと思います。

まず、無償化という表現は一部では正しいです。
無償「化」というと、これまでは有償だったけど今後無償になる、という印象を受けると思いますが、実は一定の範囲では従来から無償でした。その一定の範囲というのは、ざっくり言うと期間のことです。これまでは、登録から30日間が無料で(利用量に制約はありますが)、それを過ぎても使い続けたい場合には、仮に課金が発生しない範囲内であってもクレジットカードの登録が必要でした。
それが改定されて、IBM Cloud ライト・アカウントというアカウント種別では、期間の定めなく無料、しかもクレジットカードの登録なし、になったのです。ライト・アカウントで使えるWatsonサービス(API)には制約があり、使えるサービスはIBM Cloudのサイトのカタログに「ライト・プラン」という表記があります。それぞれのサービス(API)ごとに課金の体系がそのサイトに書かれていて、その範囲内であればずーっと無料で使えます。課金の体系は、たとえばConversationという会話形式を組み立てるサービスであればAPI呼び出し数、Speech to Textという音声認識のサービスであれば利用される時間(分単位)により料金が決まるというものです。

もし、無償の範囲を超えるようであれば、クレジットカードを登録して利用量に応じた部分をお支払になることで継続して利用できます。PAYG(Pay As You Go)という仕組みですね。これだと、毎月支払い金額が変わってしまうので予算化の観点で困る、ということであれば、契約書を取り交わす方式でご利用いただくこともできます。こちらの方式ですと、利用期間と利用量によっては数量割り引きの対象となりますので、少しお得に利用いただけます。

この文章のはじめにWatsonと書きましたが、実はこの料金体系は、PaaSのIBM Cloudで共通です。何を言っているかわからない? WatsonはIBM Cloudの中のカテゴリーの一つなのです。ほかにIBM Cloudの中には、データベースやランタイム、分析サービスなど様々なメニューがあります。少し前までIBM Bluemixと称していたのがIBM Cloudです。ですので、Watsonにとどまらず、非常に多岐にわたるサービスを、今すぐ無料ではじめられる、というのがIBM Cloudのいいところです。無料のエディションでクレジットカード登録が不要なのは、主要な競合サービスでは実はIBMだけのようです(正確には確認していません)。この点でも気軽にスタートできますね。

まとめますが、Watsonが無料になったというのは、一部正しく、一部間違っている、ということなります。「一定の範囲内ではあるが、期間の定めなくWatsonをはじめとする各種サービスが無料で使えます」と私は説明しています。

Watsonを使ってみたいな、という方はこちらからライト・アカウントを登録してお気軽に始めてみてください。
私の部門で紹介したオンデマンドWebセミナーもご利用に際して参考になるかと思います。
有償に切り替えてみようかな、という方は、私のサイトからご連絡ください。

IBM 中山貴之のWeb Page (平日は毎日更新中)

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