キッザニアに初めて行ってITの仕事にも思いを巡らす
先日、初めてキッザニアに行ってきました。子どもがいる家庭でないと馴染みがないかも知れませんが、簡単に言うと様々な職業体験ができるテーマパークのようなものです。
うちの子どもは10歳と5歳。10歳だと遅きに失したかなと思いましたが、実際には5歳児よりもこちらの方が満足度が高かったのではないかと感じています。
約100の職業から選択できるとありますが、限られた時間の中では1回の来場の中では4つか5つがいいところでした。10歳は女、5歳は男なので関心が合わないかとも思いましたが、意外とスムーズに意見調整を前日までに済ませていました。二人揃って体験したのは住宅建築、警察官、地下鉄の運転士でした。どちらかというと男の子寄りですかね。
いずれもスタッフのプロフェッショナル意識が高く、近くで観察していましたが子どもを一人前の働き手として遇していて、子どももうれしいんじゃないかと思いました。
私の職業である、いわゆるホワイトカラーのビジネスパーソンに近い職業を体験できるところ(パビリオン)はあるのかなと思ってサイトを眺めたところ、一番近そうなのは証券会社でした。
このアクティビティの紹介がWebサイトに載っているのですが、それによると「証券会社のコンサルタントとして、お客さまの要望にあった投資先を調査して紹介する仕事です。どのパビリオンに投資するとよいかを、キッザニアの街にでかけて調査します。 」とあります。ちょっとむずかしそうですね。ここは、対象年齢が6-15歳となっていて、他の大多数よりも高めの設定です。
具体的な活動は、コンサルタントとして、「お客さまの投資先として有望なパビリオンはどこなのか、グループでリサーチをします。パビリオンの調査が終わったら会議を行い、取引報告書を作ります。」と書かれています。実際に館内でここを通りかかった際には、「ただいま調査に出かけています」という札がかかっていてこのパビリオンの中は無人でした。いったいどんな調査をするのか興味がありますが、うちの子ども達がこのアクティビティを選択することは残念ながらなさそうです。
子どもの頃からサラリーマンになりたいと思うことはほとんどないでしょうから、こうしたビジネス系のパビリオンが少ないのは致し方ないことでしょう。ただ、実際には仕事の場として多くのお父さん、お母さんがこうした会社で働いているわけなので、こうした場を用意しているのはたとえ人気がないとしても素晴らしいことと思います(実際には私が行った日はこの証券会社のパビリオンも長い待ち時間が発生していました)。
IT関連のパビリオンができる可能性はどうなんだろうと考えました。昨今、小学生のプログラミング必修化が話題になっています。2020年からということで、今からその対策をしましょうということで盛り上がっています。また、スマートフォンやタブレットを使う小学生は珍しくなくなっている今日このごろです。スマホアプリを作ってみましょう、なんていうパビリオンができても不思議ではないですよね。でも、そこに営業というロールはできないだろうなぁ、なんて、ここでも自分の視点で考えてしまいました。
それはさておき、エンターテイメント施設で職業感を養えるとはいい時代になっているな、なんて考えながら帰路につきました。また行ってみようと思います。
IBM 中山貴之のWeb Page (平日は毎日更新中)