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子どもたちによる会社訪問~ファミリーデー参加記

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ファミリーデーというのをご存知でしょうか。

会社が社員の家族を事業所に招いて、日々社員がどのような仕事をしているのかを知ってもらうためのイベントです。多くの場合、子供たちが参加するため、子供が喜ぶような趣向を凝らしたものが多くなっています。
私の勤務する日本IBMでは、夏休みの後半にいくつかの事業所でIBM Family Daysとして開催されました。私も小学生の娘を連れて参加しましたので、少し様子をご紹介しようと思います(運営側ではなくあくまで参加者として)。

私が参加したのは、8月21日に本社事業所(東京・箱崎)で開催された回です。
中でのイベントは、様々な年齢層の子供たちが楽しめるよう、いくつかのタイプに分けられています(このタイプ分けは私の独断です)。

小さい子ども向け
・顔出しで写真が撮れるコーナー
・おやつプレゼント
・スタンプラリー

家族そろって楽しく
・社内レストランでお子様ランチ
・簡易健康測定

エンターテインメント
・社員によるミニコンサート
・茶室でのお茶会
・バルーンアート・ショー

サイエンス
Bluemixによるプログラミング体験
・コンピューターの実機見学
・ロケットに見立てた風船飛ばし
・バーチャル・ショールーム

このイベントは社内向けではありますが、会社のFacebook、Twitterでも当日の様子が紹介されていますので、リンクをシェアします。

Facebookページ:IBM Family Days 2015

Twitter : #IBMFamilyDays

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少し調べてみると、結構な数の会社でファミリーデーが開催されているようです。
東京都のWebサイトには
「会社の取組として、従業員の家族の職場訪問を受け入れ、日々従業員を支えてくれる家族に職場に対する理解を深めてもらうとともに、同僚との交流を図り、それぞれの従業員にも大事な家庭があるということを社内全体で再認識することで、「働きやすい・家族を大切にする職場の雰囲気づくり」を行い、ワークライフバランスの推進を図る取組を行う日を指します。」
とファミリーデーの定義がされており、会社、社員、家族の三者それぞれのメリットが記載されています。また、ファミリーデーを実施した企業の名前とその様子も簡単に紹介されています。
「ファミリーデーとは:東京しごとの日」

また、ネットを検索すると、日本マイクロソフトや日本HPといったIT企業でも行われているようです(毎年開催かどうかは確認していません)。
日本マイクロソフトのファミリーデーではIBMと同じようなプログラムがみられますが、子どもたちにXboxを体験してもらうコーナーがあるあたりは、コンシューマー向けも手がけている強み(子どもが喜ぶという意味で)でしょうか。
樋口社長自らおもてなし、日本マイクロソフトのファミリーデーに潜入:日経コンピュータDigital


電車の運転士、警察官、ケーキ屋、幼稚園の先生。このあたりは子どもがなりたいと思う職業の常連で、いずれもイメージがつきやすい仕事です。一方、いわゆる普通のサラリーマンの仕事は子どもからはなかなかイメージをつかむことが難しいですよね。そんな中、ファミリーデーのようなイベントに参加することで、お父さん、お母さんが普段どのような仕事をしているのか、会社とはどんなところなのか、表面的かもしれませんが子どもは知ることができます。場合によっては、将来の進路選択を考えるきっかけとなったりするかもしれませんね。

娘に感想を聞いたところ、「スタンプラリーが楽しかった」とのことですので、将来の職業観うんぬんのレベルではありませんが、会社の雰囲気はなんとなくわかり、楽しかったのでまた来年も参加したといううれしい反応でした。

どの会社でも行われているイベントではないと思いますが、もしこういうイベントを実施している会社にお勤めの方であれば、仕事をやりくりして子どもを会社に連れて行ってみてはいかがでしょうか。

IBM 中山貴之のWeb Page

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