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デジタルでBtoBセールスはできるのか!?

電車で無防備にノートPCを開いて大丈夫ですか?

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今週はお盆休みとしている会社も多く、朝晩の通勤電車の混雑もいくぶんやわらいでいますね。
そんな中、今朝、座席でノートPCを広げて一心不乱にキーボードをたたくサラリーマン氏がいました。普段の同時間帯の電車では、仮に座れたとしても電車の揺れにより立っている乗客が覆いかぶってくることが頻繁にあるので、PCを開いている人はまずいません。今朝は空いているので大丈夫か、と思ってPCを開いたのでしょうね。あまりカチャカチャと電車の中でキーボードをたたくのは個人的には感心しませんが、それはともかく、気になるのは両隣の乗客からは画面が丸見えなのではないかと思われたことです(私は離れたところに立っていたので画面の状況は見えませんでしたが)。

私の勤務先最寄りの海浜幕張駅からは、幕張メッセでのイベントに来たビジネスマンが都心方面に京葉線で戻ります。私が帰宅する際に、そうしたビジネスマンが着席と同時におもむろにノートPCを開いてメールを読み始める、という場面にたびたび遭遇します。イベントに出ている間にたまったメールを確認してすぐに返信する、といったところでしょうか。PowerPointでプレゼン資料を作成している様子のこともあります。

私の隣に座ったビジネスマンがノートPCを開くと、見るつもりはなくてもその画面が視界に入ってきます。普通に見えてしまいます。そのように、隣の人に見られてしまうことは気にならないのでしょうか。ちなみに私自身はプライバシーフィルターを装着しています。正面からは普通に見えるが斜めから見ると真っ黒にしか見えないというセキュリティ確保のための画面覗き込み防止のツールです。スマートフォンで装着している人もいますね。こういった対策も採らずに普通に外でビジネスの作業をする人を見かけるとこちらがひやひやしてしまいます。

新幹線の中でノートPCを開く人は通勤電車よりもさらに多いですよね。ノートPCを開いたままで、かかってきた電話に応答するためにデッキに移動していく人をたまに見かけます。画面には「見積書」「社外秘」などという文字がデカデカと見えていることもあります。このケースでは、覗き見されることのみならず、PCを盗難される危険も十分にあるのではないでしょうか。自分が顧客の立場だったら、こんなセキュリティ意識の社員がいる会社とは付き合いたくないですよね。顧客である自社に関する情報がきちんと管理されているかも心配になってしまいますから。

最近はPCやモバイル端末のセキュリティ管理ツールも各種出されていて、紛失時に遠隔操作で端末をロックしたりデータを消去したりできる機能も提供されています。こうしたツールによる対策ももちろん重要ですが、セキュリティについてはなによりも当事者の意識が大切なのではないでしょうか。ちょっとした不注意で情報漏えいという大きな問題を発生させてしまいます。
いま一度、自身のセキュリティへの意識を問い直してみてはいかがでしょうか。

ノートPC.JPG

<参考>
総務省ホームページ
国民のための情報セキュリティサイト
社員・職員全般のための情報セキュリティ対策 - 持ち運び可能なノートパソコンを利用する上での危険性と対策

IBM 中山貴之のWeb Page

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