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幕張新都心~ビジネス街としての歴史とこれから

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私のオフィスは幕張新都心にあります。
ビジネスパーソンであれば、幕張メッセでの展示会に一度は訪れたことがある、という方が多いのではないでしょうか。

Wikipediaに掲載されている首都圏の「新都心」は、幕張新都心、さいたま新都心、横浜みなとみらい21の3箇所ですが、幕張新都心が一番ビジネス街の性格が強いのではないかと思っています。
(私個人の感覚としては、さいたま新都心は官庁街、みなとみらい21は商業・観光地の性格が強いのではないかと)

幕張新都心は事業主体が千葉県で、1945年の終戦直後には食料増産の開拓のための埋め立てが計画されたそうです。
いまの新都心の街並みは1967年の海浜ニュータウン計画の発表に端を発し、本格的な埋め立ては73年に着工、89年の幕張メッセオープン、90年の千葉マリンスタジアム(現QVCマリンフィールド)オープン、その後オフィスビルが順次開業し今日に至っています。

幕張新都心の広さは522haで、みなとみらい21の約3倍、さいたま新都心の約10倍という広大な面積を有します。地域は海浜幕張駅を中心とする「タウンセンター地区」、企業が立地する「業務研究地区」、学校などが立地する「文教地区」、集合住宅が立地する「住宅地区」、東京湾沿岸の公園を中心に広がる「公園・緑地地区」、後から編入された「拡大地区」に分けられます。
幕張メッセやオフィスがあるのは業務研究地区で、15のオフィスビルが建っています。千葉県のウェブサイトでは「国際的な業務機能、本社機能、先端産業の研究開発機能等が集積するエリアとなっています」ということで、テクノロジー企業が多く集まっているのも特徴です。なお、IBM幕張事業所の前の街路はハイテク通りという名称が付けられています。

計画時の構想には東京都心の一極集中を緩和させたいという狙いもあり、イオンやキヤノン販売(現キヤノンマーケティングジャパン)が本社を幕張に移転させました。その後都心回帰の動きもあって本社は東京に戻してしまった会社もありますが、東京に立地しなくてもいい業務については幕張オフィスに置いているというケースが多いようです。
ちなみにIBM幕張事業所はテクニカル支援部門や、私の所属する原則としてお客様訪問をしない営業部隊であるインサイドセールス部門等が入居しています。

街が本格的に動き始めた90年代初頭と比較すると、インターネット活用が飛躍的に進化し、ビジネスの進め方も大きく変わっていますが、ビジネス街としての幕張新都心は今後も一定の役割を保ち続けるのではないでしょうか。

という評論家的なコメントはともかく、私個人としては美しく広々として機能的な幕張新都心の街並みが気に入っています。私が撮った写真をいくつか掲載します。
イベントで幕張メッセに行く機会があった際には、ぜひ、街並みも眺めてみてください。

幕張1.jpg幕張2.jpg幕張3.jpg幕張4.jpg幕張5.jpg

参考:Wikipedia「幕張新都心」 / 千葉県「幕張新都心にようこそ」

IBM 中山貴之のWeb Page

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