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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

なんかねぇ〜。技術から離れていくバズワードって、つまんねぇ〜な。

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Web2.0 とかクラウド・コンピューティングとかって、なんだかねぇ〜。私としては最近、あんまり面白くないなあ。へそ曲がりな私としては、そんなに頑張って議論するほどの中身はないような気がします。

Web2.0 はビジネスモデルの話だったのですよね。テクノロジ(ここでは技術と同意語です。気分で書き分けます。)が無かったわけではないけれど。Google は技術・テクノロジの会社ではなく、ビジネスモデルの会社です。技術的に、突出したもの、見て感動するほどのものはない。

クラウド・コンピューティングも Google のエリック・シュミットから出ているけど、エリックが発言した内容とまったく異なる方向に、みんな勝手に解釈を付け加えて無理矢理自分の土俵にもってこようとしている。まさに、『マーケティング・バズワード』。

「雲を掴むような話」

だから、こんなバズワード、早く消えちゃえばいいのに、と思う。

あちゃ。IBM の関さんが、クラウド・コンピューティングのブログを始められています
ごめんなさい、関さん、きょう、なんか私正直なんです・・・。orz

Web2.0 は Web の持つ本質に近づくために、かなりの効果があった。これは、認めたい。だから、Web2.0 は、めでたく Web の中に溶け込みました。というより、Web が Web2.0 になることが出来た。もう、Web2.0 コンファレンスもセミナーも不必要でしょう。Web そのものが、Web2.0 なんだから。バージョンアップ、終了です。お疲れ様ぁ〜。

さて、クラウド・コンピューティングですが、きょこさんが取り上げた、Webメディアの 6 編集長の対談を @IT の三木編集長がまとめられています。読む価値あり、です。ITmediaエンタープライズの浅井さんも参加され、おっ、三木さんのネクタイ姿が見られます。

と。騒いでみても、たとえば、仮想化技術がどんどん進化しているなか、グリッドこそクラウド・コンピューティングと言っていた人たちは立場をなくしている。グリッド技術だったものは、仮想化で置き換えられ、特殊なラック方式を取る必要もなくなる。弊社でも、グリッドは販売しているし、スペース効率性などを考えると、すてきなラックではあるけれど、これからは、仮想化でしょう。

サンもようやっと、Sun xVM という仮想化技術の製品を出します。自社の仮想化ソリューションを持っていない IT ベンダーはきついですね。VMWare とシトリックスのソリューションしか選択肢がないのは、つらいでしょうね。

SaaS を含んで、サーバの場所、IT 基盤などはもはや問題ではない、という立場も、新しく感じますが、それって、サンの「The Network is The Computer 」そのものなんですよね。20年も前から、言ってるじゃぁん!!

さてと、じゃあ、どんな技術を注目しているのか。ひとつは、昨日ブログに書かせて頂いた、BPMです。これは、経営とITの融合でもあり、ITにとって新しいチャレンジでしょう。IT 技術的にも、SOA や Web サービスなど、重要な最新技術を包含しています(BPM 自身じゃなくて、BPMを使うときに必要になるものとして)。

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