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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

たまには、寄席にでも、ふらっと寄ってみたら・・・

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土曜日、かみさんは仕事。なんもすることない。外は日が照っていて暖かそう。ということで、たまには、寄席にでも、行こう〜っと思った。私の好きな席は、上野の「鈴本演芸場」。横浜の山奥から、上野まで、かなり遠いと見えるけれど、実は、1時間あれば余裕。二子玉で大井町線に乗り換え、大井町から上野までは京浜東北線。

のんびりと、たらたらしてたら、昼の部の番組の真ん中まで終わっていて、中入り後、三遊亭歌る多師匠(日本初の女流落語家さんです)、柳亭燕路師匠、漫才の大空遊平・かほりさんの話。いやあぁ、笑った、笑った。
 
二月上席(上旬の席)昼の部の「とり」は、三遊亭歌武蔵師匠。三遊亭圓歌師匠の門下。もと、本物のおすもうさん。貴闘力と同期なんだそうだ。大きいよぉ。座ってる座布団が小さく見える。この日は、新作とかではなく、すもうのお話、裏話。なにしろ、相撲協会OBだから。

貴闘力とは、五分五分だったらしい、なにしろ、2番取っただけ。一勝一敗。で。なんで相撲をやめたのか、5つの理由があったらしい。
 
左足のアキレス腱、これが致命的だったそうで。さらには、部屋のちゃんこは美味しくない、らしい。そうだよね、太らせるためのえさみたいなもんだから。ちゃんこ鍋屋のは、美味しく味付けしてあるからうまいんだって。
 
根性がなかった。いやいや、そんなことはないでしょう。周りのひととそりが合わなかった。まあ、そりゃしょうがねえ。
 
そして最後の理由。相撲取りは、誰も彼も、みーーんな、皆、「○×」なんだって。だって
「○×」でもなけりゃ、整体師に洗脳されたり、兄弟げんかを雑誌にすっぱ抜かれたりしないでしょ。むー、個人攻撃か。前の相撲協会理事長、北の海親方。小学校、中学と親方の所から通ってたそうだけど、ずーーっと、オール1だったそうな。体育も1かよ。
 
誰だぁ、そんなのを理事長にしちゃったのは、え〜ぇ。だから、不祥事だの、八百長だの、朝青龍が生意気だのって、やっぱり「○×」の記者に詰まらない話を書かれちゃうんだって。
 
大体、八百長っていうけど、相撲って「プロスポーツ」じゃないんだから。「プロスポーツ」ってのは、野球だったりサッカーだったり、ゴルフだったり。
 
相撲はね、相撲は「興行」。プロレスといっしょ。プロレス、知ってるかなあ。ジャイアント馬場の十六文キックってのは、ジャイアント馬場が蹴るんじゃなくて、相手がぶつかって来るもんだったの。ね。「興行」ってのは、お客様に楽しんで頂くのが重要。野暮なこと言っちゃあいけない。
 
え。でも相撲は国技だって。あれはね、蔵前相撲場を立て直したときに、「蔵前国技館」って勝手に付けちゃったの。そしたらみんなが国技なんだぁって思うようになちゃった。相撲が国技なら、柔道はどうする、弓道は剣道は、将棋は、華道、茶道、香道、はどうするんだ。
 
それにしても、朝青龍のやんちゃぶりには、みんな怒ってるよね。いいじゃん、勝ったらガッツポーズで。だめ?日本人って、義理とか人情とか、年上を敬うとか、謙虚とか、好きですからね。朝青龍、人のことを思いやったり、そういうの、あまり好きじゃないのかもね。
 
そう言うのを、まとめると「仁義」ってなると思うけれど。
 
おお、そうか、朝青龍、モンゴルだけに「”ジンギ”スカン」
 
お後がよろしいようで。以上、歌武蔵師匠の話を元に、私が作りました。

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