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旅の終わり 京都 - (三井寺) - 横浜

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旅を人生に例えるならば、旅の終わりは人生の終焉。心置きなく楽しめたのか?行き忘れたところや心残りはないか。いま、このブログは京都から乗った新幹線の中で書いている。この旅の最後は時速300Km弱で飛ぶように移動して終わる。

けさはちょっと寝坊をして、チェックアウトし、三条寺町あたりをうろつこうとタクシーに乗った。連休の最初の日だからか、とても人が多く、ちょっとうんざりする。こんなに混んでいるなら、別にここにいる必要はない。「そうだ、三井寺に行こう!」と京阪三条の駅に向かう。京津線という浜大津に行く電車に乗る。

Img_050801 京津線は、蹴上など京都市内は地下鉄で、山科近くで上に出てくる。山科と大津の境は昔は逢坂の関と呼ばれ、これから先は、近江になる。百人一首の蝉丸の歌、「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」で有名ですね。なかなか情緒のある場所なのだが、今ではテツ系の人がたまに乗る。この線を走る京阪の車体は、狭い谷あいを通り、街中ではまるで軒下を通るために、横幅が狭くなっている。写真は上りと下りのすれ違いの場面。

三井寺は、浜大津から一駅西側にある。このあたり、大津京があったりして、とにかくとてつもなく歴史がある。三井寺も思いっきり古い歴史を持っている。なにしろ、天智、弘文、天武天皇の勅願により建立されたのだから、そりゃあ古い。天台寺門宗の総本山で、本来は長等山園城寺(おんじょうじ)と呼ばれている。三井寺の方は、御井(みい)の寺から来ている。天智、天武、持統天皇の産湯に用いられた霊泉があるからで、実際に今でも、ぼこっ、ぼこっと音を立てて湧いている。暗がりで見づらかったけれど、見てきました。

Img_049101 なぜ、三井寺を選んだかというと、三井寺はうっそうとした木々の中にありすずしいからだ。今日、京都付近の最高気温は28℃と予想されていた。5月上旬だってーのに、もう夏の陽気だ。今年の温暖化もいっそう進みそうだ。思ったとおり、三井寺は日の光を木々がさえぎって、しかも、そよ風も吹いている。最高のコンディションだった。さらにいうと、三井寺は訪れる人の数があまり多くなく、かつ、広大な敷地に建っているので、ひとがまばらなのだ。京都のお寺だとピーク時にはあふれるほどの観光客で、静けさなど期待も出来ないが、三井寺は、静かで観光客も少なく、荘厳な気持ちになれる。

Img_049501 金堂は、おおがかりな屋根の修復をしていた為、全景が見られず、残念であった。三重塔と唐院は、午後の逆光で、その威厳を増していたように見えた。三井寺は、かえでの木が多く、その葉が太陽の光をすかして、なんともいえない、美しい緑色だった。そしてこの時期、ツツジが満開になっており、白と赤に加え、二つの色を合わせたかのようなピンク色のツツジもあり、緑との色のコントラストが映えていた。秋は秋で、かえでが真っ赤に染まり、きらびやかな景色になるのだろうと思う。秋にもぜひ来たいところだ。

京都に戻り、錦市場に行ってお土産を購入する。5月なので、ちまき。京都といえばのお漬物。そして、卵屋さんで作っている出し巻き。だいたい、卵屋という商売が成り立つのもすごい。そして、出し巻き卵は関西でなければ味わえないのだ。東京の玉子焼きみたいに砂糖なんか入れないんだから。

京都駅で、ちりめんごはんというお弁当を発見。誘惑にあがらえずに購入してしまった。ちりめん山椒は好物のひとつなのだ。このお弁当は、京都・祇園 立鮮調進 なかがわの四季のごはんシリーズのひとつだ。ちりめん山椒、うめちりめん、たけのこの山椒煮の3つをご飯にのせて、付け合せは、錦糸玉子と昆布のつくだにの細切り。以上、文句あっかぁ。という内容で、うっ、うますぎる!!新幹線と在来線の間の改札口横にあるお弁当屋においてありました。東京日本橋弁松の普通のお弁当と日本の双璧をなすお弁当として、個人的に認定します。

と、旅は終わった。えっ?終わり。もう?

せっかくなので、あすかあさって、総括のブログを書くつもりです。

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