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旅の四日目 高岡 - 琵琶湖湖西 - 京都 (5/2)

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Img_043001 朝ゆっくりと起き、ブログを投稿したあと、高岡の町をうろついた。高岡は前田利長が開いた町で、高岡城跡がある。今は昔の建物は無く、石積みとお堀が残り、あとは新しく建てた建築物だけで、天守閣のあったところは広場になっている。これだけ広いと気分がいい。写真は前田利長の銅像。顔がいかめしくない。
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Img_044201 土蔵の続く町もあり、写真のような土蔵造りの家が残っている。高岡は、近代的なビルをどんどん建てるのではなく、特にお城のあった近辺は、古い家を直して使っている感じだ。これは正しいことだと思う。高いビルは建築業者にとってはおいしい商売だろうが、高岡のように広い町には、高い建物はいらないように思う。この富山銀行のビルなど、とてもいい感じだ。富山銀行も味なことをする。
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Img_04801 さて、サンダーバードに乗って、北陸本線で京都へ。サンダーバードの車両はいくつかあるが、これは、681系で、昨日乗ったはくたかと同じ系で、顔の色が違うだけだ。この系の電車だが、乗り心地がいいような気がする。この路線は、滋賀県に入って湖西線を走る。琵琶湖の西側、比叡山などを右に、琵琶湖を左に見て走る。午後の列車だったので、日差しがあたらず、景色がきれいに見える左側を選んだ。

車窓から眺める富山や石川、福井の家々は、たぶんお百姓さんのお宅なんだろうけれど、大きくて立派で、瓦屋根も黒々としていて、すごいな、と思う。たしか、富山の一戸あたりの大きさが、日本一だったのではなかったっけ。

Img_046401滋賀県に入ると、もう車窓の外に夢中である。5年間ほど滋賀県民だったので、ふるさとのひとつみたいなものだ。琵琶湖は滋賀県の象徴のようなもので、見ているだけで、うっとりする。司馬遼太郎さんは、「近江というあわあわとした国名を口ずさむだけでもう、私には詩がはじまっているほど、この国が好きである。」、と街道を行くで書かれていたと思うが、判る気がする。

琵琶湖に浮かぶ竹生島、織田信長が城を築いた安土山、近江富士とも呼ばれ古事記にも書かれている三上山、滑らかなラインが美しい琵琶湖大橋などが、琵琶湖の向こうに見えるのだ。景色を大いに堪能して、京都駅に到着。

京都は好きで、年に何度も来ているほどだ。定宿は京都東急ホテル(もう17年間も東急ホテルの会員なのだ!)。チェックインして、さて、今晩は先斗町か祇園かな。お金はないぞ。

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