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ささやかな「クオリティ・オブ・ライフ」

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仕事のスケジュール管理は、自社製品(Sun Java System Calendar Server)を使っている。サーバサイドに導入する、HTMLベースのカレンダーだ。サンだと、数万人の従業員だが、この製品だとその程度の人数の集中管理など簡単なので、アジア太平洋地区、ヨーロッパ・アフリカ地区、アメリカ地区の3つのサーバで運用している。私のはアジア太平洋地区なので、シンガポールに物理的には存在している。ちなみに、この Sun Java System Calendar Server も日本では私が担当している。

ただし、システム化されている事の弱点として、ネットワークを通してシンガポールまでアクセスしに行くので、時間的にはコンマ数秒だが、PCなりシンクライアントのSun Rayが必要になる。そこで、手帳をバックアップとして使っている。FILOFAX の聖書サイズのオーガナイザーで、4-5年前に購入してから、愛用し続けている。

これだと、食事をしながら、電車に乗りながら、タクシーの中で、会議中にSun Ray の隣で、トイレの中で(これはウソ)どこでも使えるので、これはこれで便利だ。筆記具は、いろいろと試したが、現在はCROSSのボールペンを使っている。JALかなんかの機内で購入したものだ。

FILOFAXのオーガナイザーには、メモ用のリフィルも使っており、これも日本製とかいろいろ試したが、結局、FILOFAXの無地のリフィルを使っている。このFILOFAXのリフィルの特長は、ボールペンで書いても裏に透けない、書きやすく汚くならないのだ。CROSSのボールペンも、漏れやダマになることがなく、いつまでも滑らかな書きごこちだ。FILOFAXの皮の感触も良い。

クオリティ・オブ・ライフとは大げさだが、書いている時に余計なストレスが溜まらないのは、うれしいし、手にする感触が気持ちいい。会社に置いてある文房具だと、ちょっと不満なのだ。もういい歳なので、この程度の贅沢は許して欲しい。

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そうやって考えると、普段家で使っているもの、たとえば食器など、もうちょっと品質にこだわっても良いのかも知れない。たとえばご飯茶碗も、安い工業製品ではなく、瀬戸や唐津の品の良い茶碗に変えてはどうだろう。箸もちょっと贅沢をしてみる。皿も同じく。もちろん、鑑定団に出すような美術品ではなく、日常品の中での品質。

「普段使いの上物(じょうもの)」と言ったらいいのだろうか。すこしづつそういったものを購入していって、少しづつ、ささやかな「クオリティ・オブ・ライフ」を楽しんでいきたいものだ。

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