サンが持っているアプリケーション・サーバは実はすごい
ちょっとうれしいニュースが入ってきました。ZDNetさんのニュースなので、ITmediaさんすみません。まあ、Web2.0時代だ、ということでご勘弁を。
m(_ _)m
「Java EE 5サーバのGlassFish V2、ベンチマークで好成績納める」
サン・マイクロシステムズは実はアプリケーション・サーバを持っています。昔はiPlanet Application Server とか SunONE Application Server(英語名なのは、全世界共通のブランド名のため)と呼んでいました。いまは、オープンソース・ソフトウェアになり、無償のものを「GlassFish」、製品化されたものを「Sun Java system Application Server」と呼んでいます。
(これは、Project GlassFishのマスコット。GlassFish。アマゾンの河口に住んでいるらしい。深い意味はない)
この製品「GlassFish V2 = Sun Java System Application Server 9.1」を業界標準的なベンチマークである「SPECjAppServer2004」のスペックでJOPS (jAppServer Operations Per Second)という単位を測定したところ、Sun Fire T2000というサンのサーバ、Solaris10、IBM DB2を使って 883.66 JOPSという数字を出しました。
サンでは実は、他の著名なアプリケーション・サーバであるWebLogic と WebSphere もまったく同じ環境で測定しました(意地が悪いねー、サンって)。その結果;
WebLogic 9.2 = 801.70 JOPS
WebSphere 6.1 = 616.22 JOPS
という数値を得ました。JOPSは数字が大きければ大きいほど、処理能力が高い、ということです。つまり、サンのアプリケーション・サーバは『業界最速!』、なんだよなぁ。GlassFishは無償、Sun Java System Application Server 9.1 はまだ出荷していませんが、こういった数字が出てくるということで、そのうちに発表・出荷できると思います。
Java EE のアプリケーション・サーバがお手本にするアプリケーション・サーバが実はこのGlassFishなのです。このGlassFishをお手本にしてすべてのアプリケーション・サーバがAPIのテストをするので、Java EEを準拠するアプリケーション・サーバに求められている機能は全部入っている、ということになります。
さてと・・・。時代は変わった訳なのですねぇ。ふっふっふ。今後アプリケーション・サーバを新しく選択していくなら、Sun Java System Application Server の新しいバージョンがベスト。なぜなら、私が担当者なので。えっ、かえって不安になったって???