こういったニュースがうれしい - 長野県箕輪町で Sun Ray 導入
サンの事例です。長野県の真ん中からちょっと南に蝶々の形に似た町、箕輪町がある。箕輪町は、南アルプスと中央アルプスが両側から包み込むような、長野県伊那谷の北部に位置する田園工業都市である。こちらの主要行政施設に、サンのシンクライアント、「 Sun Ray 2 」が200台、導入された。7月2日には、サン・マイクロシステムズからも、プレス発表をさせていただいた。
これが「 Sun Ray 2 」の本体で、これにディスプレイとキーボード、マウスを接続して使う。コンピューティングはすべて、「 Sun Ray サーバ 」というサーバで実行されるので、この「 Sun Ray 2 」には、CPUもディスクも付いていない。仮にこの「 Sun Ray 2 」が盗まれても、情報が盗まれることはない。個人情報保護の第一ステップとしては、とても効果の大きい方法だ。
箕輪町では、「 Sun Ray サーバ 」として、「 Sun Fire X4100 」というAMD / Opteronを搭載したサーバを3台導入していただいた。
「 Sun Ray 2 」のデスクトップは「 Solaris 」上でも稼動する「 Sun Java Desktop System 」だが、ルックアンドフィールは、ほとんど Windows を使っているのと同じである。違和感はない。しかし、通常のユーザ環境には、膨大なWindowsアプリケーションが存在している(ちなみに、サンの中にはWindowsの社内用システムは、一切、繰り返します、一切、ない!!です)。これを、すべて「ポイッ」と捨てるわけにはいかない。
「Sun Ray Software 4 」を利用すると、Windowsアプリケーションを利用することも可能になる。さらに、様々な環境にあるアプリケーションを使いたい場合、「 Sun Secure Global Desktop System 」(名前は長いが、優れた機能!!)がある。これをつかえば、Windows 2000 2003 XP Pro Vista、UNIX、Linux、IBMメインフレームに接続させることが、可能だ。
Sun Ray 2 の特長は、実質的な消費電力が約 4 W とたいへんに省電力である。この省電力により、電力会社で作る電力を下げ、CO2など「地球温暖化に影響がある」とされる有害物質の排出量を抑える一助となる。さらに、Sun Ray 2 は、メカニカルな部品を持たず、CPUがないので、発熱量が極めて少ない。これも、オフィス内の空調利用を抑え、省エネルギーの一助になる。
もうひとつ、PCと違って音が出ない。サンKKでは、全員がSun Ray を使っており、オフィス内で聞こえる音は、空調の音と、電話の音程度で、とても快適だ。たまに、キーボードを叩く音がうるさく感じられるほどだ。
この自信を持ってお勧めしている Sun Ray を箕輪町の町の職員の方々が、お使いいただいて、どんなご感想をお持ちになるか、少し経ったらお聞きしたい。
そして、今回のこの発表で一番うれしかったのは、箕輪町のある上伊那郡の新聞「伊那毎日新聞」のWebサイトで大きく取り上げられたことだ。その地域にとって役に立つこと、活性化の一助になることは、大きなプロジェクトとはまた異なる、たいへんに達成感のあることだ。とてもうれしい。
わたし、この Sun Ray も担当しています。もし、どこか市町村でご興味がありましたら、ご連絡ください。もうどこでも「飛んでいきます!!」