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ITの技術や方向性考え方について別の選択肢を追求します

愚考の残像

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4月ごろから、なかなか風邪が私の体から出て行ってくれない。熱が出たり、引っ込んだりしている。最近、たいへん困るのは、必ず土曜日になると熱が38.5度以上になるのだぁ。体、悪いんだろうなぁ・・・。

かみさんは、暴飲暴食!というけど、そうでもないし、決まって土曜日の午前10時ごろに38度を越すのだ。なんか、霊みたいのを背負ってしまったのかなぁ。お祓いしてもらおうかなぁ・・・。などと、土曜日は熱で倒れていたのだが、実は月曜日のセミナーの資料が作りかけだったので、熱を押して、日曜日だというのに、会社に来た。

熱があるにしては、なかなか良い資料ができたなぁ、と、自画自賛しているが、他人から見たら「えっ、どうしたの??」という状況になっていなければいいな、と、思います。あす、私のセミナーを聴かれるみなさま、お楽しみに。

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きのう土曜日は、最高、39度近くまであがり、耳も良く聞こえず、節々は痛く。でも、なぜか、悪性の活字中毒のため、最近の新書版で、猪瀬直樹氏の「作家の誕生」(朝日新書)を読む。日本における「作家」の成り立ちから、有名・無名な作家たちの本来の生活や、社会との係わり合いと、作家が生み出す『作品』を比較したり、その作品がその作家に逆に与えてしまう影響などを浮き彫りにしながら、日本に特有のこの「作家」たちに迫っている。

面白かったのは、ノーベル文学賞作家の川端康成と「マスコミの帝王」と呼ばれた大宅壮一の比較だ。残酷だなあとさえ思えた。同じように司馬遼太郎と池波正太郎の比較もあったが、これは、司馬遼太郎氏の「以下、無用なことながら」のなかに、「若いころの池波さん」という文章があり、こっちは本人が書いているので、妙な生臭さも無く、理解しやすかった。

池波正太郎氏が「鬼平犯科帳」を書き始めたのは、東京オリンピックのために、目の前の東京(いや江戸)があっという間に切り崩され、「鬼平犯科帳」にいままでいた、町の人や、居酒屋、料理屋、さらには盗人まで、書き刻んでおきたいという念に駆られたのかもしれない。

猪瀬氏といえば、うわさでは石原東京都知事が副知事になるよう、依頼したとか、どうとか。石原都知事は、威勢のいいことは言うが、行政をきちりとまとめている。これは、政治家、ではなく、都知事の役目をリアクト・モードで演じているからなのではないか、と疑う。リアクト・モードではない猪瀬氏に、石原氏がやりたいことを任せたいと思っているのかもしれない。

東京は、大きくなりすぎて、もはや、肥満過多を超え、動脈硬化を起こしている。たとえば、東京証券取引所を、福島県に移したらどうだろう。今後、証券業務はほぼ100%IT化していくのだから、電源に近い方が良い。原発がいっぱいある。福島を金融センターにするのはどうか。ついでに、上場企業は東京都に本社を設置してはいけない、という法律なり、都の条例を作って、福島に移ってもらう。風力発電なんかも、積極的にとりこんだりして。

東京は政治と外交、文化の拠点にする。経済・工業は別のところ。だれも、こまらないよねぇ。

同じ事を関西では、岡山にする。岡山の電気状況はわからないが、この前、ふっと見たら、岡山って、妙に地盤の亀裂が少なくありません。地震、少ないんじゃないかなあ。

日本の規模の国家なら、金融センターを二つ持っても悪くないのではないか。そうすれば、アジアにおける日本の存在も、少しは向上するかも。

後藤新平みたいなぐりぐりやる、政治家っていないんだね、最近。

あぁぁぁ、熱がぅぅぅぅ。(と、果てる、ばたっ)。

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