「吉田直矢」を知っているか
IT業界の知り合いや仲間には、音楽に対して造詣が深かったり、実際に声楽をしていたり楽器が出来る人が多い。諏訪内晶子さんのお父上はIT企業にお勤めだった。友人にはヤマハのスタジオ・ミュージシャンの人もいる。(オルタナティブ・ブロガのトップブロガーでもある栗原さんは、ジャズプレーヤーです!)。たしかに身近に感じるし、おそらくこれはIT業界に係わらず、多くの業界でそういった状況なんだろう。
さらに、音楽を本業にされている人も当然ながらたくさんいて、日本人って音楽が好きなんだな、と思う。電車に乗れば、多くの人がイヤフォンをしている。家にはCDプレイヤーがある。PCの利用法のひとつがCDを聞くことだったりする。おそらく、日本全国どの市町村にも、音楽の演奏会を開ける施設があると思う。
もともと人の生活の基本は「衣・食・住」だが、いまや「衣・食・住・音」かもしれない。
音楽には、ジャンルがあり、クラシックはクラシック、ジャズはジャズ、ロックはロック、J-POPSはJ-POPS(これがJ-SOXに見えたらあなたは病気!)、演歌は演歌。それぞれに、演奏家や歌手がいて。そんなジャンルというものに対抗するような形で、クロスオーバーとか、フュージョンとかがあるが、その音楽はそれで新たなジャンルを形成してしまっている。
「吉田直矢」という人がいる。バイオリニストと呼べばいいのか、音楽家がいいのか。パリのエコール・ノルマルに留学し、第65回レオポルド・ベランコンクール第1位、第10回バッハ国際コンクール最優秀賞というのだから、優れたクラシック・バイオリニストと呼べばいいのだが、クラシックに囚われていない。かといってクロスオーバーをしようとしているのではない。
「music forecast」 という無料音楽ダウンロードサイトでの、「吉田直矢」のジャンルは、New Age / Contemporary とClassic / Neo Classic だ。う~ん、そう呼びたければね。
私は、「吉田直矢」の「バイオリン」を聴く、というだけでいいや、と思っている。ジャンルを定義しなければならない義理は、私にはない。バイオリンの音質は、人間の声に似ているような気がする。「吉田直矢」のバイオリンの「歌」を聴きにいくのかもしれない。
CDやダウンロードもいいけれど、吉田さんの音楽は絶対「生」が一番。今度、6月30日(土)に東京ウィメンズプラザ(表参道)で「VIOLIN DE NIGHT Vol.19」が開催される。一度、聞かれてみることをお勧めする。
開場/17:30
開演/18:00
入場料:全自由席
前売り券/¥3,000
当日券 /¥3,500
【チケットのお申し込み】
チケット・クラシック TEL:
03-5447-3050
(10:00~21:00年中無休)
【御予約の方は】
Opus Café: mail:
opuscafe@myad.jp
FAX:03-3848-0853
だそうです。
ちなみに、いっしょに演奏するAPOというグループの河崎恵(ピアノ)と木次谷紀子(パーカッション)も、いいです。河崎さんの、天然ooがすてき。最近これにHANAさんというサックスプレイヤーも参加している。