サンの社員番号はみんな永久欠番
威張るほどのことではありませんが、サンの社員番号は、世界中でひとりに一個、しかも、廻し使いしないので、すべて永久欠番なのです。たとえば、アンディ・ベクトルシャイムは、サーバを作り出すエンジニアとして天才で、それでサンの創設者のひとりになったのですが、彼の社員番号は『 1 』番です。
アンディは1995年にサンを退職し、Granite Systems 社(創設)、シスコシステムズ、Kealia 社(創設)と移り、その後、Kealia 社をサンが買収したので、そのまま、サンに帰ってきました。社員番号は昔のままの『 1 』番です。
「偉い人だけなんじゃないの」
と思われるかもしれませんが、いえいえ、日本だって、TさんやらHさんやら、そういえばアドミ(秘書)のKさんまで、みんな出戻り。まっ、女性の場合は出戻りではまずいかな。サンではこういった人たちのことを『ブーメラン』と呼んで、歓迎しています。帰ってこれる会社ってのがあってもいいでしょ。
たぶん、社員番号の再利用なんて当初考える余地もなく、ただ単に順番に付けていっただけなんでしょうけどね。でも、うれしいじゃないですか。このオルタナティブ・ブログだと鶴田さん(つるちゃん)がサンに在席したことがあるので、つるちゃんが戻ってきたら、昔のつるちゃんの社員番号が使えるのだ。
当然、サンに幻滅したり、嫌気が差して退職したりした方も多いでしょうから、「戻りたかーねーや」という方もいるでしょうが、発展的に自分のキャリアを伸ばす為にサンから旅立った人が、そのキャリアの一環として、もう一度サンを選択してもいいわけだし。
といっても、サンの場合、頭数(ヘッドカウント)の承認がないと就職できないので、サンの都合とその人の都合がピッタシ合った場合にだけ、サンに就職ができるので、タイミングも重要です。サンを卒業された方々、運があったらまたごいっしょに仕事をしましょう。