The Network is the Computer
ブロガーのみなさん、ブロガーズ・ミーティング@サン用賀においでいただき、ありがとうございました。「百聞は一見にしかず」って古い言葉ですが、その通りでしょ。Sun Ray も面白いし、サンがRFIDをまじめに取り組んでいる、ということもご理解いただけたかな、と思います。
「The Network is the Computer」 この言葉を使うとき、私は、ちょっとした「緊張」とちょっとした「誇り」を感じます。この 「The Network is the Computer」 という言葉はサンでは、「ビジョン」と呼んでいますが、ビジョンというよりサンの人間の血である、と私は個人的に思っています。
ご興味をひいた Sun Ray ですが、せっかくですので、ここで簡単にご紹介します。最新の Sun Ray 2 はこんなデザインです。なかなか良いデザインではと思っています。
シン・クライアントの中で Sun Ray は、サーバ側ですべてのコンピューティングを行います。ですので、泥棒が入ってこの Sun Ray を盗まれても、情報は一切盗まれません。さらに、Sun Ray のカード・スロットにICカード(サンでは Java カードと呼んでいます)を入れることにより、認証を行い、サーバへのログイン画面にたどり着くので、アクセス管理も出来てしまいます。
サンの社員は全員、Sun Ray を使っており、この上の社員証が Sun Ray を使うときの Java カードになっています。したがって、このカードを忘れると、仕事になりません。このカードは全世界共通で、世界のどこにいっても自分のワークスペースにログインすることができます。
私のワークスペースはTYO-06 のサーバにあるのですが、午後から大阪へ出張の場合、TYO-06 で朝仕事をして、ログアウトせずに社員証の Java カードを引き抜いて大阪に行き、大阪のサンのオフィスの Sun Ray に社員証の Java カードを入れるだけで、仕掛かり中だったメールや文書がそのまま画面に現れます。もうこれがサンでは普通の事なのです。
また、去年12月に結婚記念日でシンガポールに旅行にいきましたが、かみさんは朝寝坊なので、朝、シンガポールのサンのオフィスに行って、Sun Ray で自分のワークスペースにログインし、仕事をしていました。サーバはサンでは昔から仮想化されているので、もしかしたら、TYO-06のサーバは実はシンガポールにあったのかも知れません(笑)。
でも、サンだから Solaris だけなんでしょ、と思われるかもしれませんが、実は Sun Ray を使って Windows にアクセスできるんですね。これが。
つまり、いまや Sun Ray は普通に使えて、セキュリティレベルが断トツに高いデスクトップなんです。しかも、コンピューティング環境をアップグレードする時に、クライアント側はいっさい変更する必要がないので、ずーっと同じクライアントの機器を使い続けられます。経費も小さくて済む訳です。大きな会社ほどこの効果は絶大です。
Sun Ray は「The Network is the Computer」を実現させた一例です。とにかく、こういった技術は見てみると良さが分かります。検討してみたいな、という方は弊社パートナーの営業か弊社営業まで、ご連絡ください。
と、宣伝になってしまいましたが、サンの用賀オフィスには、お客さまをお迎えする、カストマー・ブリーフィング・センター( CBC )があり、今回のブロガーズ・ミーティングもその施設をご利用いただきました。ぜひ、皆様もご利用下さい。
今回このブロガーズ・ミーティングと並行して、Sun Software Showcase 2006 も開催し、計画していたご来場者数を38%も超える皆様にご来場いただき、この場を借りてお礼申し上げます。