自由につながる幸せ
リバティ・アライアンスという任意団体をご存知ですか。英語名「Liberty Alliance」は、2001年にサン・マイクロシステムズなどが中心になって作られた団体で、SAMLをベースにした、連盟型(フェデレーテッド)シングル・サインオンの標準スペック作成を始め、異なる企業・団体等の間を結ぶ、アイデンティティ管理やWebサービスのコミュニケーション・プロトコルを作成しています。
現在、プレジデントがIntel社のGeorge Goodman氏、バイス・プレジデントが、Oracle社のRoger Sullivan氏、財務役がAOLのRoger Martin氏、秘書がサン・マイクロシステムズのBill Smithです。マネージメント・ボードは13社おり、AOL、ERICSSON、Fidelity Investment、france telecom、GM、HP、IBM、Intel、Novell、NTT、Oracle、RSA Security、Sun Microsystemsです。
組織は、このマネージメント・ボードが、戦略や金銭面、ガバナンスを担当し、3つのカテゴリに分かれた構造になっています。サービス・グループは、アイデンティティに関するサービスを研究するグループ、エキスパート・グループ(EG)はアイデンティティの基盤技術やポリシーの研究、スペシャル・インタレスト・グループ(SIG)はどのようにLibertyの標準を適合させていくかを研究するグループで、この中に、日本でのLiberty 標準の適用を考えるチームとして、SIG-Japan があります。
私もリバティーのメンバーの端くれですが、特にこのSIG-Japanでは、Liberty Allianceの日本での啓蒙活動も行っており、マネージメント・ボードにもなっているNTTさんを始め、アソシエーツのNECさんなどの日本に本社を持たれている会社や、Oracleさん、HPさん、gemaltoさん、弊社などが参加しています。国別のSIGがあるのは、現在日本だけで、日本におけるフェデレーテッド・アイデンティティ管理への注目度の高いことが分かります。なお、最近ノルウェーでSIGを立ち上げる動きもあるようです。
この啓蒙活動の一環で、10月30日(月)、青山ダイヤモンドホールにて半日のコンファレンスを開催します。お申し込みはこちらから。今回の基調講演はLiberty Alliance バイス・プレジデントのOracle社Roger Sullivan氏が来日します。その他、Liberty Allianceのキーパーソンが来日して講演をし、また、今回の特色としては、事例を5つご紹介します。事例はNHKさま、テプコシステムズさま/三菱電機さま、NECさま、NTTデータさま、日立製作所さまです。
展示は、NEC、gemalto、サン・マイクロシステムズ、日本オラクル、日本電信電話株式会社、NEC、HP、NTTソフトウェアです。Intel社も展示を行う意向を表明されています。
セミナー後は、カジュアルにLiberty Allianceのメンバーと話せる場として、簡単なカクテルレセプションも設けております。すでに登録者は昨年の数を超えていますが、今年はサイズの大きい青山ダイアモンドホールですので、まだまだ余裕があります。ふるってお申し込みください。