情報管理の基本 序文
情報漏えいの問題が話題に上らない日がないほどです。実は私のサン・マイクロシステムズでの業務のひとつに、アイデンティティ管理があり、セキュリティ関連ソリューションとして、内部統制や今後のJSOX法と呼ばれている法律への対応などに不可欠な技術要素です。せっかく、こういった公開の場所でのブログを書かせていただいているので、基本的な内容を書いていきたいと思います。
情報が漏えいするのは、やはり、情報管理に問題があったのでしょう。問題点としては、それが情報管理の方針が悪かったのか、方法論の欠陥なのか、運営方法なのかの違いはあるでしょう。情報を管理していない、のであれば論外ですが。
情報管理の技術要素は、すでにIT業界のなかで長年に渡って研究・経験されてきているので、まずは、手法・技術などを確認して見ましょう。
1.情報のセキュリティ・クラス分け
2.情報へのアクセス権限 → アイデンティティ管理、OSによるロールベースのアクセス管理
3.情報アクセスへの保護機能 → ユーザIDとパスワード
アクセスのレベル(読むだけ、書く読む、書く読む作成消去など)
ファイアウォール
暗号化と照合
4.情報を外部に持ち出せない技術
5.バックアップ・リカバリー、災害回復
などなどです。複合的な技術の組み合わせにより、確実な情報管理ができていきます。
たぶん、5回かそれ以上になりますが、それぞれの要素技術を順々にまとめてみたいと思います。
もちろん、いろいろなほかの内容(落語ねたレベルが多くてすみません!)の投稿の間に書きますので、いつ終わるかわかりませんが。。。。
閑話休題:
東京工業大学のスーパーコンピュータ「TSUBAME」のニュースがITmediaに載っています。NECさんAMDさん始め、多くのパートナー様と構築させていただいたOpteronチップ搭載サーバのグリッドですが、サーバラックの写真をよく見ると、サンの社員でも見たこともない4Uのサーバがぁ~!(最後に落ちがないと、気持ちが落ち着かない習性なのです。すみませんです。はい。)