大企業/中堅企業を中心に、ユーザー部門独自のAIやIoTに対する投資が活発化〜IT投資動向に関する国内CIO調査 IDC Japan
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調査会社のIDC Japanは2017年7月4日、「IT投資動向に関する国内CIO調査結果」を発表しました。
2017年度の国内企業のIT支出計画は、全体では前年比で「変わらない」とする企業が60%以上を占めていますが、大企業では「増加」が「減少」だけでなく「変わらない」をも上回っています。大企業では、業務拡大などを背景にIT投資が活発化しており、産業分野別では、金融をはじめ大企業の比率が高い産業分野を中心にIT支出の増加傾向が強くなっています。
IT投資領域を詳しく見ると、2016年度実績では、すべての従業員規模/産業分野でセキュリティに関する項目がトップとなっています。2017年度に計画されているIT投資領域で用いられるテクノロジー/手法としてAI(Artificial Intelligence)が前年度よりも大きく回答率を伸ばしています。
IT部門が関与しない、ユーザー部門独自のIT予算がある企業も従業員規模に比例して多く、特に大企業/中堅企業を中心に、AIやIoT(Internet of Things)などへの投資が目立っており、大企業/中小企業のユーザー部門がIT部門の対応を待たず積極的に新しいテクノロジーを導入していることが顕著になっています。
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