AI等の分析におけるデータ収集の課題
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政府のIT総合戦略本部は2015年11月26日、「新戦略推進専門調査会 規制制度改革分科会 第4回 情報通信技術(IT)の利活用に関する制度整備検討会」を開催し、経済産業省より「AI等の分析におけるデータ収集の課題」を発表し、AI等の分析におけるデータ収集の背景や課題、事例などについて紹介をしています。
AI等の分析におけるデータ収集の課題において、
背景には、
・ビッグデータやAIの活用は日本の競争力強化の源泉
・特にAIの学習(ディープラーニング)には、複数の企業から、高精 度な画像データ等の大量のデータ収集が不可欠
・AI等の進展による、防犯や事故の減少等社会への貢献が期待されている
としており、課題では、
AIの抽象的なアルゴリズムの向上等のためのデータ提供であっても、 データを保有する企業は第三者提供に萎縮し 、データ収集が困難な場合がある
とし、AI等の分析におけるデータ収集の困難性を指摘しています。
出所:新戦略推進専門調査会 規制制度改革分科会 第4回 情報通信技術(IT)の利活用に関する制度整備検討会 2015.11
事例としては、交通事故対策、安全・防犯対策、救護対策をあげ、
いずれの事例でも、データはAIの抽象的なアルゴリズムの向上等に⽤いられるのみで、個⼈を識別す る⽬的では利⽤されない
としています。
出所:新戦略推進専門調査会 規制制度改革分科会 第4回 情報通信技術(IT)の利活用に関する制度整備検討会 2015.11
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