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ブログに夢と理想の種を蒔くこと

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最近の私が書くブログの中で、私の記事が関連するソーシャルブックマークやトラックバック等を読ませていただくと、「理想論はわかるが、現実は難しいのではないか?」というご意見をよく頂戴します。特に、「自治体とクチコミ!地域ブロガーによる地域活性化の可能性を探る」や「社内Twitterの可能性 ~社内SNS・イントラブログに続くか?~」や「Web2.0時代と団塊世代退職時代における地域観光振興を考える」そして「SNSを学校教育に活用する」の内容に関して、同様のご意見をいただいています。

ご指摘のとおり、近い将来実現できればいいなあという視点で理想論を書いているテーマが多いのは事実ですので、ここで一度、方向性を整理しておきたいと思います。

 

自分自身の夢の実現が難しいことをブログに託す

社会環境や自分の置かれている立場そして能力や稼動面等において、自分自身で実現できる範囲は限られています。一方で多くの方は、大半は実現が難しいけど、いろんなことが実現できたらいいなあと感じていることと思います。ブログに自分の夢や理想を書くことによって、自分では実現不可能な場合でも、社会的に実現可能に近い立場にいる方が読んだときに、「これはおもしろい発想だ!私なら実現できる!」と思い行動に移してくれる人も少なからずいるのではないかと感じています。

 

共感と行動から実現への姿へ

当然、ブログに自分自身の夢や理想を書くのはいかがなものか? アイデアを手放してメリットにならないのではないか?という意見の方も多くいらっしゃると思います。自分の夢や理想論を実現できる場合は別ですが、実現できない場合に心の中に夢や理想を閉じ込めたままにするのであれば、思い切ってブログにその思いを伝えていくほうが、社会的や精神的に見てもベターなのではないかと感じています。

現時点でたとえ夢物語や理想論だとしても、多くの方の共感と行動(集合知)によって、プラスに作用が働くことも考えられます。半年後や1年後に夢や理想として蒔いた種が、多くの人の力によって現実論となって花開き、実現に向かっていく姿が理想の状態(Ideal Situation)の一つと私は考えています。

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