映画「インサイド・ヘッド」、日本版はブロッコリーがピーマンに
先日見に行ったターミネーター新作でやっていたピクサーの新作「インサイド・ヘッド」の予告を見た時、「へー、アメリカの子どもはブロッコリーが嫌いなのね」と思ったんです。「日本だったらニンジンかなぁ」と。
そしたら、日本版ではしっかりローカライズして、ピーマンにしたんだそうです。私はまだ見ていないんですが、ピクサーの中の人がツイートしました。オブジェクトを差し替えるだけで可能なアニメだからこそできることですね。
All of the broccoli in #InsideOut was swapped w/ green peppers for Japan. Peppers are ‘Disgust’ there, not broccoli! pic.twitter.com/EuK0Ld5Fk7
— David Lally (@davidmlally) 2015, 7月 22
このツイートにはたくさんコメントがついていて「日本人が嫌いなのはニンジンだよ」とか「僕もブロッコリーは好きでピーマンは嫌いだ」とか「英国では芽キャベツに変えてくれればよかったのに」とか(いずれも非日本人のコメント)、盛り上がってました。
この話は英Indepenentの記事で知ったんですが、英国版はブロッコリーのままだそうです。
そういえば、オリジナルタイトルが「Inside Out」であることもこの記事で初めて知りました。考えてみればInside Headというのは文法的に思いっきりおかしいので(「inside of her head」とかにしないと)気づくべきでした。タイトルのニュアンスもかなり変わってますね。邦題は「頭の中」という意味のつもりっぽいですが、オリジナルタイトルの「inside out」には、「裏表」という意味だけでなく「大混乱」という意味もあって(Websterより)、映画の内容を短い言葉でうまく表しているのでした。
ピクサーの映画はいつもそうですが、できればオリジナルタイトルをそのままカタカナにすればいいのにと思います。子供向けだから分かりやすくする必要があるとは思いますが、「インサイド・ヘッド」でもよく分からないんじゃないかな(その上、文法的にそれでおっけーだと思う恐れも)。
なお、最初に書いたように、公式トレーラーは日本語版でもブロッコリーのままなので、劇場で違いを確認すると面白いかも。