Google+ Stories──サービス横断プライバシーポリシーの成果がここにも
Google+の「Stories」機能、記事を書くために使ってみたんですが、すごいですよ。スマートフォンで撮影した写真をGoogle+に自動バックアップしている人だったらとても便利に使えます。
例えば旅先でばんばん撮影した写真。自分で整理しなくても、Google+の[ホーム]→[写真]→[もっと]→[Stories]で自動的にタイトルまでついた旅行アルバムになります。
アルバム機能ならDropboxにもありますが、Googleの怖い凄いところは、ユーザーがクラウドストレージ、スマートフォンアプリ、地図、予定表、SNS、メール、そしてもちろん検索サービスを使った履歴や入力したデータやアップロードしたコンテンツをサービスを横断して収集し、解析し、使うところです。
下の画像はStoryの一例です。カバー写真とタイトルと日付と制作者名はGoogleが自動で付けます。タイトルは、フォルダー名から持ってきたり、日付になったりするようです。
私は自動バックアップにはしていないんですが、たまたま先日のブロガーズミーティングでNexus 5とNexus 7で撮影した写真をGoogleドライブの「sharp」というフォルダに放り込んであったので、それがStoryになりました。カバーはたぶん、一番きれいに写ってる写真が選ばれるんだと思う(こ、これかー)。
カバーの次のページには、なぜか自宅から会場のある港区赤坂までの地図が。自宅はたぶん、Nexus 5のGoogleマップで登録しちゃった(番地までは入れていない)住所から持ってきたんでしょう。会場は、Nexus 5のGPSが半有効になっていたから分かったのかな。
3ページ目に唐突に「翻訳の専門校 フェロー・アカデミー」の住所が出てるんですが、ここにはたぶん、Googleさんが撮影場所だと推測(?)した場所の住所が表示されるようです。フェロー・アカデミーはアイティメディアから徒歩10分くらのところにあります。GPSがもっと正確だったらもしかしたらここにアイティメディアの住所が表示されたのかも。
この住所をどこからもってきたのかと考えるに、実は以前フェロー・アカデミーの短期講習に行ったことがあって、そのときに、
- Googleマップで検索した
- Google検索した
- Googleカレンダーに予定を書いた
から、それをGoogleが覚えていたのかなぁと思います。
もし私がGoogleカレンダーに、アイティメディアの住所入りで予定を書き込んでいたら、GPSがオフになっていても正しい撮影場所が表示されたかも。撮影された時間と、予定表の時間を照合したりして。
Google Nowもそうですが、2年前のプライバシーポリシー改定の効果がじわじわと出てきているようです。