シャープ「AQUOS」の日本的な細やかさに感じ入ったMotorola→Nexus 5ユーザー
久しぶりにアイティメディアの「ブロガーズミーティング」のお声が掛かり、シャープ夏モデルを触らせてもらいました。
今回はソフトバンク、au、ドコモのそれぞれのモデルを全部並べて触れるという幸せな企画。
限られた時間内でシャープの方々のお話も聞きたいし、いろいろ試してみたいしだったので、ソフトバンクユーザーの私は「AQUOS Xx 304SH」に集中することにしました。
ちなみに現在私が使っているのはLG電子製の「Nexus 5」で、その前は米Motorola製の「RAZR M」、その前はシャープの「005SH」でした。
304SHのスペックなどはこちらの記事を、どぞ。
まず、色なんですが、私が触らせてもらったのはカタログカラーにもなっている「プレシャスゴールド」。 実はですね、ちょっと心配してました。前もって「アルミの質感が際立つアルマイト染色が施されている」という記事を読んでいたので、もしかしてSamsungの「GALAXY S5」がバンドエイドと揶揄されたように、「やーい、弁道箱~」といぢめられるんじゃないかと。若い方はご存じないかもしれませんが、昭和の時代にはこういうアルマイトのおべんとばこがあったんですよ。
でもいらぬ心配でした。しっとり美しい金色で、しかも縁はメタリックなバンドになってるので、全然おべんとばこじゃありません(写真が下手でごめんなさい)。
画面サイズは5.2インチとNexus 5より大きいですが、前面のほとんどが画面状態の「EDGEST(エッジスト)」デザインなので、4.95インチのNexus 5より端末の縦横サイズはちょっと小さいです(しゃ、しゃしんが下手でごめんなさい。左がAQUOSちゃんで、右がNexus 5くんです)。
上の写真、比較しやすい画面にしておかなくてばかだなあと思うんですが、でもまぁ、それでもAQUOSの方が画面がきれいなことは、下手くそな写真でもわかりますよね。
画面の美しさ(特に赤が綺麗)についての技術的なお話もしていただいたんですが、たぶん他のブロガーさんがちゃんと紹介してくれると思うので、そこはお任せ。
米国製、韓国製の端末をここ数年使ってきて、また、日頃は海外の端末ネタを記事にしている私が久しぶりに日本製の端末に触れてしみじみと感じたのは、その細やかな心遣いなのでした。
日本人のニーズに合わせた機能が満載。
例えば、円形や四角形のお皿に盛りつけられた料理を効果的に撮影するための「フレーミングアドバイザー」はまさに日本のお国柄に沿ったもの。欧米の人は不思議がりますが、良くも悪くも日本人のFacebookの投稿の多くは食べ物の写真なので、これはウケそうです。うまくラインを合わせるのには少しコツがいりそうですが、ゲームみたいでちょっとおもしろいです。
これに頼りすぎると、Facebookの投稿がいつも同じアングル、なんてことになりそうですが、写真のセンスのない私などは、少しは学べるかもしれません。
アドバイザーには他にもいろいろ種類がありますが、欧米で流行っている「セルフィー(自分撮り)」関連のツールがないところも潔いと思います。
手の小さい私には嬉しい「ワンハンドアシスト」は、Samsungの「GALAXY Note 3」の「片手操作」とたぶんほぼ同じもの。吊り革につかまったまま小さい画面で操作できるのはいいです。
欲を言えば、小さい手だと片手での起動がほぼ無理(Google Nowを起動する感じで下から円弧を描くようにスワイプするとワンハンドアシストアイコンが出てきてそれを選択する)なので、もうちょっと簡単だといいなぁ。誤操作で起動しないようにという配慮だとは思うんですが。
ああそうだ、画面が広すぎて片手操作のときに拇指球(親指の下のほうのぷっくりしてるとこ)で誤タップしちゃうんじゃないかのテストをやり忘れた。
あとは、画面モードがいっぱいあるとか、シャープ伝統の「のぞき見ブロック」とか(下は左が画面モード選択画面、右はのぞき見ブロック設定画面)、
「打ち合わせ中にディスプレイを上にして置いといた端末の着信画面に「ママ」って出ちゃった」というようなことがないようにという配慮モードとか、持つだけで時計が表示されるとか、持ってる間は画面が暗くならない設定があるとか、寝転んでも画面が回転しないとか、ユーザーからの声をちゃんときいてくれているんだなぁと思えるような細かい配慮がさすが日本企業、と思ったのでした。
余談ですがいただいたノベルティのケータイスタンドも助かりました。いつも朝食中にタブレットで海外ネタを探してるので、スタンドが欲しかったんです。ありがとうございました。(写真は、7インチのNexus 7を横置きでたてたとこです。)