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「自分らしく」は他人が評価するもので、探したり作ったりするものではない

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先週の金曜日のブロガーミーティングは高橋 誠さんによる、「自分らしく生きるための自分史活用法」だった。

既に講師の高橋さん、参加なさった大木さん永井さん小俣さんもブログに書いているので、ちょっとあまのじゃくに別の観点からコメントをしてみる。

この経験豊かで酸いも甘いも噛みしめたアラフィフたちの言うことを若者は、世代差を考えずそのまま受け止めてはいけない(笑)この方々はどなたも「その人らしさ」を感じるが、決してそれを前面に出して日々行動していたわけではない。だから高橋さんが推奨したよう、自分史という形で過去を振り返り、自分らしさを噛みしめたのだ。(小俣さんは正確には2か月アラフィフに足りないけど、許して)

自分らしさは、探したり作ったりするものではなく、自分の経験、成したこと、歩んだ道を振り返って、初めて気がつくものだと思う。
昨今はNo.1より、Only 1 志向で、そのこと自体は問題ないのだが、Only 1になるための、自分探し、自己分析が過度に流行しているように見える。

私自身、「自分らしさ」は正直わからない。他人が認識している「自分らしさ」と自分が「こうなりたいと思う自分らしさ」のかい離も大きいだろうと推測する。それでも、今の私は、なすことの大半が「大里さんらしい」と認識されているだろう。

「自分らしさ」ってそういうものでよいのだと思う。
客観的に定義したり、他人と違うことを無理やり強調する必要はないのだ。

だからこそ、高橋さんが引用したようスティーブジョブズ

未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない。
君たちにできるのは過去を振り返って繋げることだけなんだ。
だからこそバラバラの点であっても
将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じなくてはならない。
自分の根性、運命、人生、カルマ…何でもいい、とにかく信じること。
点と点が自分の歩んでいく道の途上のどこかで必ずひとつに繋がっていく、そう信じることで君たちは確信を持って己の心の赴くまま生きていくことができる。

と言っているのだと私は思う。

若者のうらやましいことは、今歩んでいる点がまだつながっていないこと。
これからどんな絵も描くことができる。薄い中身の分析作業に時間を取られるより、点を増やす努力をしたほうが、よっぽど自分の人生の主人公になれると思う。

かくいう私も、いまだに点をつなぐ作業よりも、点を増やし続ける作業をしている。若者にはまだまだ負けん!競争だ!と思うのはNo.1志向世代だからか(苦笑)

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