6年前に聴いたスピーチが自分の原点の一つ
オルタナブログ6周年、おめでとうございます。6年前に何があったか調べてみたら、アップルCEOのスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式でスピーチしたのが、6年前の2005年6月12日だったとのこと。当時はアメリカのロサンゼルスに住んでいて、出版や映画などのメディア関係の仕事をしていました。iMacは使ってましたが、iPodは持ってなくて、もちろんiPhoneやiPadはまだなかった時代で、ジョブズのこともそんなによくは知りませんでしたが、このスピーチをきっかけにジョブズの生き方に興味を持つようになりました。あれからもう6年もたったのですね。
このスピーチは今でもしょっちゅう見たり聴いたりしていて、自分の行動指針にしています。先日のオルタナブログ定例ミーティングで「自分らしく生きるための自分史活用法」という話をしたときも、自分らしく生きるとはどういうことかという話で、このスピーチから以下の部分を引用しました。
君たちの時間は限られている。
その時間を他の誰かの人生を生きることで無駄にしてはいけない。
ドグマにとらわれてはいけない。
それでは、他人の思考の結果とともに生きることになる。
他人の意見の雑音で、自分の内なる声をかき消してはいけない。
最も重要なことは、君たちの心や直感に従う勇気を持つことだ。
まさにこのスピーチの通り、「自分らしく生きる」とは、自分の人生の主人公は自分であるという主体性を持ち、他人の意見の雑音に惑わされずに、自分の心の声や直感に従う勇気を持って生きることだと思っています。
また、このブログのタイトル「点をつなぐ」も、もともとこのスピーチに由来しています。
未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない。
君たちにできるのは過去を振り返って繋げることだけなんだ。
だからこそバラバラの点であっても
将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じなくてはならない。
自分の根性、運命、人生、カルマ…何でもいい、とにかく信じること。
点と点が自分の歩んでいく道の途上のどこかで必ずひとつに繋がっていく、
そう信じることで君たちは確信を持って己の心の赴くまま生きていくことができる。
このスピーチにはいろいろ刺激を受け、ある意味自分の原点の一つとなっているので、オルタナブログが始まったのが、このスピーチを初めて聴いたのとほとんど同じころだったと知って感慨深いものがあります。
今後も、点をつなぎながら、自分らしく生きていこうと思ってますので、ばんちょ~さま、ITmediaの皆さま、オルタナブロガーの皆さま、読者の皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。