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「起きることは、全てよきこと」 自分史で、自分をふり返る

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昨日、毎月恒例のオルタナ定例ミーティングが開催されました。

毎回、ブロガーの方が講演をなさるのですが、今回は「点をつなぐ」の高橋誠さんによる「自分らしく生きるための自分史活用法」でした。

 

高橋さんは、「過去は変えられないが、過去の認識は変えられる。自分史で過去の自分をポジティブに捉えることができる」とおっしゃっています。

そして当日の講演では、0歳から今まで1年毎に何があったかを埋める形になっている記入シートを渡され、参加者は20分をかけて記入しました。

このシート、とってもいいと思いました。

それは1年単位で記入できる点と、世の中の動きと連動して眺めることができる点です。

実は、私は自分ポータルのプロフィールに自分史をまとめています。これは、「この時はこうだった」ということを書き出して、それをまとめたものです。

そこで高橋さんの記入シートで改めて1年単位で見てみると、色々と気付きがありました。

「この仕事をしていたのは、こんなに長い期間だったのか」とか、「こんなに短い期間にこれだけ集中してこんなことをやっていたのか」とか、「この時はこんなことがあったのか」という気付きが得られました。時間の長さや社会の動きを把握できるので、より客観的に把握できる点が、とてもよいですね。

 

また、過去のふり返りワークシートも渡されました。自分の挫折体験を改めてふり返って、出来事の詳細、当時の思い、現在から見た意味、学び・気付き・行動を記入する形になっています。

過去の自分の挫折体験を、再認識し、その意味を考えるためには、とてもよいツールですね。

「起きることは、全て良きこと」

という言葉がありますが、まさにそのことを気づかせてくれます。

最期に高橋さんは、次のように締めくくられました。

「答えは自分の中にある」

自分史は、その答えを掘り出す作業を、手伝ってくれるのですね。

確かに、長く生きている人ほど、自分の中に金鉱が埋まっています。

一方で、若い人は長く生きている人と比べると埋まっている金鉱は少ないかもしれません。しかし、探し出した金鉱を宝物に変える柔軟性は、長く生きている人よりも高いと思います。

若い人にとっても、長く生きている人にとっても、自分史は大きな価値があるのだ、と思いました。

 


 

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