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【50歳】4月1日。毎年更新してきた職務経歴書に、新しい1行を追加します

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 ちょうど昨年のこの時期。「わたしが毎年この時期に職務経歴書を書いている、3つの理由」というエントリーを書きました。1年に1度、自分のキャリアを棚卸しする作業として、職務経歴書を見直しています。あれから1年が経ち、あっという間に、職務経歴書を更新する時期がやってきました。
 
 実はこの4月1日から、新しい仕事に挑戦します。リクルートを卒業して約10年。【50歳】という節目を迎える今年、自分なりに考えて、次の一歩を踏み出す決心を致しました。従って、わたしの職務経歴書には、今日から新しい1行が追加されることになります。
 
 愛知県内の小さな私立大学で、学生のキャリア支援に携わります。キャリア支援領域の教育研究者という立場と、実際にキャリア支援を行う組織の運営責任者という二足のわらじを履きます。現場で汗かきながら、学生の背中を押しつつ、現場の事象を俯瞰して、キャリア支援のノウハウを研鑽する。大変でしょうが、そんなことができたら理想だと思っています。
 
 昨日まで在籍してきたのが、7学部で学生数1万名という中規模の大学。それに対し、今日からの職場は学生総数が約1,000名という小さな大学です。現場で就職支援にあたれば、学生の顔と名前が結びつくくらいの規模なのかもしれません。統計的な数字とカウンセラーからの報告で判断するのではなく、支援する学生個々の顔を浮かべながら、具体的な対策を練って支援を提供するという、
願ってもない距離感で仕事ができます。
 
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 この1月、新年の抱負を漢字一文字で表現するお題として、今年は「転」な年にしたいと書きました。誰にも必ずやってくる【50歳】という節目に、自分はどう節目をつけるのか。数年前から考え続けて、今回の決断に到達しました。
 
 震災により、予期せぬ混乱の中で迎える新年度。日本中でたくさんの人が、自分にできることを考えている今。そんなときだからこそ。正直、体力の低下と老眼の進行を日々感じる頃合いではありますが、心と体にネジを巻き直し、ちょっと気張って、自分にできることをするために、新しい場所に向かいたいと思います。
 
 パブリックなスペースを使って個人的な報告をしてしまい、大変申し訳ありません。仕事も職場も立場も変わりますが、当ブログはこのまま。これからもキャリア領域を中心として、変わらず気ままに、自分らしい情報発信を続けていきたいと思っております。あらためまして、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

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