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いまどきのシステム開発に主観的視点でメスを ~メスの入れ間違い御免~

動物園でビジネスの勉強ができたという話。

ちょっと前の話ですが、あさひやま動物園に行ってきました。久々の動物園でしたのでワクワク、遠足気分です。というのは冗談で、以前から気になっていた、「閑古鳥が鳴いていた動物園から人気動物園への躍進」をこの目で見るという目的です(ということに)。

場所は北海道旭川市。JR旭川駅からバスで40分程度です。いやぁ、遠いです。

園の周りは駐車場で、冬季は駐車料金がタダ。園内に入るとあさひやまというだけあって、斜面に作られた動物園でした。階段やスロープがありましたが、歩き難い事は無かったように思います。

一番先に入ったのは「ペンギン館」。入り口には係員がいて、雪が降っている事もあり、足元を掃いては「お気をつけください。来園ありがとうございます。こちらになっております。」と丁寧に対応してくれます(全ての館においてそうでした)。中に入るとまさに驚愕!ガラスのトンネルが続いており、その周りをペンギンが鳥のように泳いでいました。予想外の演出です。今まで見た事の無いアングル、それも自分がペンギンでは?と感じるような視点で見れ(人間の存在する空間と動物のいる空間を共存させる演出です)、「これなら、集客できる!」と即納得しました。水槽などはお金がかかっていると思いますが、一転、案内、説明文などはイラスト付きで、飼育係が手書きで書いていました。動物の説明も、ありきたりの説明ではなく、飼育係でしかわからない視点でおもしろおかしく書かれているのです。

お金をかけるところはお金をかけ、そうでないところは費用を抑えてアイデアでカバーする。それに、形の無い顧客の要望を絶妙な形で実現した(「あなたの望むものはこういうものですよね?」という提示)という手本といってもいいかも知れません。まさに見本のようなビジネスのやり方だと思いました。わたしの仕事でも考えなければいけないと痛感です。

行ったことが無い人は一度、「研修」と銘打って行ってみてください。

午後3時にはペンギンが檻から出て、園内を散歩するんです。

D1000011

やまぞ~

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山田隆太

山田隆太

株式会社豆蔵 コンサルタント
ソフトウェア開発の現場にソフトウェア工学を浸透させるべく奮闘中。
これからの技術も執筆(終了しました)

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