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いまどきのシステム開発に主観的視点でメスを ~メスの入れ間違い御免~

ある会社の社長が株主総会で泣いていました。自分は株主の事を考えていたのに株主はそうは考えていなかったからとのこと。

テレビニュースで見ている分には人事ですが、自分の業務に当てはめてみるとそうと言えなくなってきます。エンジニアと言えど、結果を出すには最終的に顧客満足であるかが問題になってしまうのが現状です(コンサルタントならなおさら)。全ては顧客満足に繋がっているかが重要です。もし繋がっていないならそれは自己満足でしかないという悲しい状況なのです。

顧客満足に繋げるには顧客視点になることですが、顧客視点は想像だけでは得られるものではありません。もちろん先人の経験等を基にそれらしい事はできるかもしれませんが、限度もあるでしょう。顧客視点になるにはやはり顧客と同じ立場に立つしかないでしょうが、転職するわけにも行きません(中にはそう考えて転職する人もいるだろうが、なかなかできるものでもない)。

そう考えると、顧客視点に立つにはどうするのが一番良いのでしょうか?

むずかしい。非常に難しいですが、やはり顧客と直接会って話をしないと駄目だとおもいます。そのときに、対顧客となってはいけません。そうではなく、顧客の組織、立場、背景などを理解し、なりきることが重要。要は自分が自分の顧客になり自分を見つめること。

そう考えて今の自分の業務を見てみると、まだまだですね。自分の得意分野に誘導してしまう事もしばしば。真の意味で顧客視点に立つにはまだまだ修行が足りません。

そんなことを考えた仕事納めの一日です。

やまぞ~

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山田隆太

山田隆太

株式会社豆蔵 コンサルタント
ソフトウェア開発の現場にソフトウェア工学を浸透させるべく奮闘中。
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