明けましておめでとうございます。今日から仕事初めです。皆さんはもっと早いかもしれませんね。
今日会社に来たら、机の上にDHLのメール便がアメリカから届いていました。中を開けてみると、OFFICE12ベータ1が入っていました。待ちに待っていたのでさっそくインストール。GUIも変わったし、XML対応になりました。
今日はOFFICE12のなかのPowerPoint12について書いてみます。
今回のOFFICE製品はXML対応になっており、アプリケーション自体をカスタマイズできたりといろんな変更がありました。しかし、そういうことよりまず使い勝手ということで、ちょっと使ってみました。
一言で言うと、今までMicrosoftが蓄えてきたツールのノウハウが凝縮されているという幹事です。どういうことかというと、コンテキストメニューが非常に充実しています。何かをやりたい時には対象を選択して右クリックすれば大抵のことができてしまう。非常に感覚的に使用しやすいツールとなっています。
それ以外では、IGX Graphicというもの。
パワポで図を書くときに、IGXを使えば一度書いた図を違う見せ方に一発変換できるというものです。「見せたい物は決まっているが見せ方は決まっていない」ときに非常に有効です。
例えばこんな感じ。
これは、PowerPoint12の画面です。一見、従来と変わりませんが、メニューボタン周りを見れば違いが分かると思います。
例えばこのスライドに矩形を書いてみます。その矩形を変えたい時は右クリックしてメニューを出すと簡単に変更できます。
つぎに、矩形をいくつか書いて、テキストデータを埋め込みます。ここまでは従来と変わりません。
例えばここで、データの見せ方が決まっていなかったとすると、この3つの描画オブジェクトを選択して右クリックし、convert to IGX graphicを選択すると、IGXに変換されます。
あとは、図の見せ方を変えたい場合は、図を選択してメニューからレLayoutを選択すると、以下のような見せ方の候補が出てきます。
希望のレイアウトを選択すると、図を一発変換することができます。
これは、従来の描画オブジェクトと違って、データと見せ方を別々にXMLデータとして管理することで、実現されています。
これで画面レイアウトの苦手な方でも、そこそこのプレゼン資料ができますね。これからレイアウトも充実して行くとさらに嬉しい機能です。
それにしても、マイクロソフトはコンテキストメニューをうまく使いますね。直感的にある程度使えてしまうところがニクイです(もちろん、マイクロソフト製品に慣れ親しんでいることも一要因ですが)。
世の中には様々なツールがあります。しかし、直感的に使用できるツールは意外と少ないものです。また、こういう使い勝手に関しては、使い勝手を犠牲にして早くリリースしたり、コストダウンさせたりすることがしやすい部分でもあります。でも、実はそういう考えは間違っています。特にパッケージソフトは。。。使いやすいことがツールの普及に大きく影響するのです。いくらいろんな機能があっても、使い勝手が悪ければ広まらないのです。できるだけ操作性はシンプルで使いやすく利用者にストレスのかからない構造にすることがツールが成功するかどうかに非常に大きな影響を及ぼしていることをツールベンダは認識すべきです。
さて、OFFICE12の他のツールはどんな感じでしょうか?これから実際に使ってみることにします。