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アナログ停波が2011年7月24日で駆け込みで地上デジタルテレビ関連の製品が売れているそうですが、アナログ停波を契機にTVを見ない選択はどうでしょうか。

私はここ数年TV無い生活をしていますが、いくつかはデメリットな面を思うことはありますが、メリットのほうが多いと考えています。

主なデメリットは多様なニュースを得ることが出来なくなったことです。ただし、これはTwitterやはてぶやGoogleニュース等のWEBサービスである程度サポートできています(と思っている)。地震速報等は最近はTVよりもTwitterの方が早いのではないかとさえ思うことはあります。

TVを見ないことのメリットは2つあります。

1つは時間の確保です。時間を作ろうと思えば、他で使っていることを削除するしかありません。TVは、ながら見できればいいのかも知れませんがタイムイーターのデバイスの一つです。また、動画は理解しやすいメディアの一つですが、単位時間あたりに情報を収集する面においては効率がよくないメディアだと思います(不要な箇所が多い)。

このため、TVを見ないことで多くの時間を確保でき、それを他の用途に使用することが出来ました。

もう一つのメリットは、不要なプッシュ情報にさらされないことです(時間の確保にも準じる)。実家に帰省したときにニュースを見ているとまったく知らない地域の火事のニュースが流れていました(全国放送だと思う)。地域が違うため、その火事のニュースから私が得ることはほとんどありません。この様なニュースを流す目的は、犯罪抑止のためだと思われますがどの程度効果的なのでしょうか。

また、ニュースばかりではなくTVの番組でも多くのうそ情報が流れています(これはTVだけではなく、新聞も含まるためメディア全体の問題のように見えます)。間違った情報や不要な情報を垂れ流されているを見ていると、TVは情報収集デバイスとして費用対効果がかなり薄そうなに思えてきます。気分が滅入るノイジーな情報にさらされないメリットも少なく無いと思います。

ただし、プッシュ型情報配信は無条件に情報を得ることができるメリットもあります。はてぶやTwitterでは自ずと自分好みのニュースだけ収集してしまい、情報の偏りが出来上がるリスクがあります。新聞も取っていないとこの傾向は拍車をかけることになるでしょう(私は新聞も読まないので、この傾向が強いかも知れませんが、本人には分かっていないと思う)。

アナログ停波の契機はTVを見直す良いチャンスだと思います。TVを見ないメリット・デメリットを考慮してみるのもいいですし、期間を区切ってTV見ない生活を行いどの程度効果があるか計ってから選択してもいいかも知れません。

まぁ、TVは情報収集デバイスだけではなく、ストレス発散装置でもあるので、ケースバイケースかも知れませんが。

櫻吉 清(さくらきち きよし)

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