« 2011年5月4日

2011年5月5日の投稿

2011年5月6日 »

私がデスクトップPCを使用する理由はたった2つです。

1つ目は、マルチディスプレイ環境です。トリプルディスプレイ環境から条件を落とすわけには行きません。

USBを用いたマルチディスプレイ環境は構築できますが、USBの回線速度や機能を見る限り、ビデオカードで構築できるマルチディスプレイ環境と違いすぎます。

ノートPCでないにも関わらず、デスクトップPCでビデオカードを取り付けずに、USBによるマルチディスプレイ環境を構築する人を見ていると、コストと性能を考えると決して効率的でないのにと思う時があります(手軽ではありますが)。

2つめは、ゲームをするためです。以前はミドルレンジクラスのビデオカードでCivをやっていたのですが、ハイミドルクラスのビデオカード(Radeon HD 4850/6850)を使ってからあまりの性能の違いに戻れなくなりました。

また、コストパフォーマンスも、ノートPCよりデスクトップPCの方が効率的です。このため、私はデスクトップPCを使い続けています。ですが、思うところがあり、ノートPCに移行しようかと考えています。

理由は、2つです。

1つめは、ゲームをする時間を抑制したい。
2つめは、省電力化したい。

ゲームを抑止するほど私は意志が強くなさそうです。最近はまっているCiv 5は過去のラインナップからはあまり評価が高くはありませんが、私の様なライトユーザは、ちょうどいいところもあります(国王レベルで楽勝)。一時期完全にゲーム絶ち出来たのですが、またもとのサルのようにやる癖が戻ってしまいました。このため、この抑制に少しなんとかしたいと思っています。

また、2011年の夏は少し省電力化に貢献してみようかと。PCをゲーム以外ではパワーを使っていません。コストパフォーマンスは違っても私の用途の90%派性能を必要とはしていません。WEBブラウザ、テキストエディタ、仮想化ソフトぐらいがメインなので、遅くないデュアルコアCPUと大量のメモリさえ積んでいればほとんどことが足りています。ディスク量も必要としていません。以前からCPUはもう十分だというのを実践してみようと思っています。

このため、ノートPCをメインに出来ない壁は、マルチディスプレイ環境構築ができない点だけです。ですが、ノートPCでマルチディスプレイが構築できないこともありません(USBを使わずに)。

すぐに思いつくのが、ThinkPad T420s(GPU搭載モデル)とポートリプリケーターによる4画面化です。

T420sでは、光学ドライブをはずせばもう少し軽くなります。さらに現在のディスプレイサイズは、1600x900です。X201sの1440x900から比べれば、さらに広がっています。若干重くなりますが、T420sを導入することでメインPCと持ち運びPCを1つに出来ます(今使っているものを放出するわけではないですが)。

このように、ゲーム絶ちをするためにもノートPC移行してマルチディスプレイ化するのも一つではないかと思っています。自作PCの組み立てる行為自体は楽しいのですが、一度くみ上げるとそう簡単にはチェンジできません。自作PCである必要性がないかなぁと思ったりもしています。

また、ついでに筐体に制限があるノートPCのマルチディスプレイ構築環境の将来の可能性を考えてみます。

T420sの様に筐体にGPUを乗せた場合、電源レスの状況ではGPUを稼動させないようにしていますが、これはモバイルを前提にした場合には効率的ではありません。もし、効率を考えるならば、GPUをポートリプリケーター等の筐体外に出すほうがベストです。なぜならば、使わない機能を持ち運んでも、それは重石にしかならないためです。

外付けGPUの発想は以前からあり試作製品はなんどか発表されていましたが、実際の製品とはしては出ていません。でない理由は、外部へのバス速度は相当遅いためです(性能向上が限定的)。ですが、これを改善できるシステムが最近発表されました。

それは、MacBook ProやiMacで採用されたThunderboltです。Thunderboltの転送速度は、10Gbpsです。現在最も高速な外部バスです。

この速度は、PCI-Express 2.0の4x相当です。これでThunderboltを用いた外部GPU製品が出てくるかも知れません。また、現時点ではPCI-Expressの速度は到達していませんが、将来的には1Tbpsを目指すとIntelはアナウンスしているため、遠い未来(と言っても3,4年?)には、外部GPUは選択肢として存在しているかも知れません。

とはいえ、この外付けGPUの可能性はあまり高いとは思えません。未だに確立していないカテゴリであることと他の方法の可能性もあるためです。

一番実現されそうなのが、DisplayPortを用いてデイジーチェーン/ハブでマルチディスプレイ化です。DisplayPortは、当初からマルチディスプレイの構想に関してアナウンスしていました。ですが、未だに対応する製品群が出ていませんし、ディスプレイ側でDisplayPortの対応率も高くはありません。

マルチディスプレイ化の大本命は、DisplayPortのデイジーチェーン/ハブだと思いますが、一向に進まないのが気になります。

より近い将来でほぼ確定されている安価なマルチディスプレイ化は、CPUに搭載されるGPUの高性能化による実現です。Sandy Bridgeの後継機種のIvy Bridgeは、トリプルディスプレイができると言われています。Ivy Bridgeが2012年初頭(CES?)に出荷されると言われているため、それ以降のノートPCは、GPUを別途搭載しなくてもマルチディスプレイが簡易に構築できると思われます。

AMDのLlano(2Q'11に発表予定)に搭載Radeon HD 6550(と噂されている)はミドルレベル(若干低めだか)なので、トリプルディスプレイ以上が構築できるでしょう。

このため近い将来(2012年初頭)にCPUの改善によるデュアルディスプレイより多くの枚数は実現は出来るでしょう(ほぼ確実な未来予想)。ただし4ディスプレイなどはすぐには対応されないかも知れません。

本音は早くDisplayPortでマルチディスプレイ構成が安易に出来て、ディスプレイの大型化もしくは、安価にシフトしてほしいものです。ディスプレイは、ナナオのEV2313Wが、省電力(白色LED)でDisplayPortに対応して、価格も4万円前後なので、これが一番いいかなと思ったりしています。

このように思うと近い将来トリプルディスプレイ化はノートPCにも普及しますが、4ディスプレイ構成に関してはDisplayPortのデイジーチェーン/ハブ化の製品が出てくるまでGPUが必要になりそうです(4ディスプレイ構成がどの程度需要があるかは...)。CPUに強力(ローミドルレンジクラス?)なGPUが搭載されるため、多くのユーザには独自GPUは必要ではないため、外部GPUはニッチな領域で終わるのではないかと思われます。

ThinkPad T420sの購入計画を立てながら、ノートPCのマルチディスプレイ構築の将来像を考えてみました。T420sは購入するかどうか、もう少し考えてみたいと思います。ThinkPad X1の噂もありますからね(もうほとんど確定ですが)。

櫻吉 清(さくらきち きよし)

« 2011年5月4日

2011年5月5日の投稿

2011年5月6日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

櫻吉 清

櫻吉 清

IT業界ウオッチを趣味としている。知的好奇心の趣くままに何でもチャレンジして、とりあえず壁にぶつかってみる。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
kichi
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ