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GoogleがようやくChrome Web StoreのオープンとChrome OS搭載マシンのスケジュールを発表しました。そこで、Chrome Web Storeをちょっと使ってみました。

いくつかインストールしてみました。インストールしたアプリがどこからアクセスできるかがすぐにわからなかったのですが、新しいタブのページなのですね。

アクセスすると、外部のサイトにアクセスするか、Chrome拡張でインストールしたページが開きます。外部サイトでアカウントが必要な場合はGoogleのアカウントと連携が取れるみたいです。Chrome拡張タイプはインストールが始まります。"The Fancy Pants Adventure: World 2"はChrome拡張タイプでした。インストールすると拡張機能のページに表示されます。

外部サイトタイプは、Chrome Web StoreはWEBアプリのポータルサイトになったような感じになります。Chrome拡張タイプに関しては、Chrome Web Storeはウィジェットストアっぽい感じに見えます。使っているユーザにとってはその違いを明確にわかる必要性はないですが(URLウインドで見分けがつく)...

Chrome Web StoreにはChromeでなくてもアクセスできますが、インストールはできないようです。

今回軽くさわって一番不思議なのは、Chrome Web Store、Google ebookstoreやAndroid Marketとは連携しないのでしょうか?

iTunes Storeは、音楽も、動画も、アプリもiTunesからアクセスしてUIを一緒です(Mac Appもそうなるのでしょうか?)。ユーザの混乱も避けるためだと思います。なぜ、Store系を一つにまとめないのでしょうか?AndroidマーケットはGoogle以外でも立ち上げることができるためでしょうか。

また、"新しいタブ"のウェブストアをクリックすると拡張機能のページに行きます。そこからChrome Web Storeのページに行くのはちょっとUIが良くないですね。Chrome Web StoreとChrome拡張が連携しているためだと思いますが、ユーザは混乱しないでしょうか?

iPodがiTunesと一緒に大きくなり、Kindleが最初から大量の電子ブックが準備されていたように、Chrome OSにはChrome Web Storeが必須です。ですが、Chrome Web StoreはChrome OSが必須ではありません。このあたりの両者の関係がどうなっていくのでしょうか。

ちょっと使ってみただけではこの程度しか感想を持つことができません。Webアプリが増えればもう少し考えが変わったり、Chrome OS端末を使うとまた違った見方ができるのかも知れません。Chrome拡張で少しは書けるので、何か作れればと思います。

実は、Chrome Web Store/OSの発表よりも、"A New Crankshaft for V8"の方が興味が惹かれました。Crankshaftが入ったChrome 10.0.603.3 canary buildで主要なJavascriptベンチを動かすと以下のデータになります(Javascriptベンチを取ってみた(Dec 3,2010)と比較してみてください)。

Sunspider:229(ms)
V8 Benchmark Suite:8416(score)
Kraken:7.09(s)
Peacekeeper:10,357(points)
Sudoku:1.67(s)

"もっとJavascriptアプリは重くて良いよね"ってことなのか、"非力なCPU(ARM)でもサクサク動くよ"と言うアピールなのかわかりませんが、Chrome Web Store/OSの中核を担うChromeの進化は、止まることを知りません。

櫻吉 清(さくらきち きよし)

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