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"あなたの潜在能力を引き出す20の原則と54の名言の感想"の続きを読むよう感じで"ニーチェの言葉"を読んでみました。

私は理系のためか"哲学"に関しては興味はありませんし、ニーチェの名前こそ知っていても何をした人なのか詳しく知りません(物理の教科書に載っている人とか、IT業界の偉人とかなら...)。ですが、何か良い名言とかないかと思い手に取ったしだいです。

本書は1ページ毎にニーチェの言葉がつづられています(232個)。その中で私は以下の言葉に琴線が触れました。

・初めの一歩は自分への尊敬から(001)
・喜び方がまだ足りない(025)
・脱皮して生きていく(043)
・いつかは死ぬのだから(051)
・おじけづいたら負ける(062)
・疲れたと感じたら、考えない、思わない(071)
・安定志向が人と組織を腐らせる(086)
・体験だけでは足りない(119)
・勝手に行為の大小を決めつけない(123)
・本を読んでも(182)
・自分に才能を与える(200)
・理想や夢をすてない(215)

上記の言葉を見ていると、私は本書を自己啓発本の様に読んでいたようです。このため、もしかするとピュアな形で読んだ方にはもう少し違う言葉が気になったかも知れません。

この中で"疲れたらたっぷり眠れ(004)"でかなり頭を殴られた感じがしました。

"自己嫌悪におちいったとき、何もかも面倒でいやになったとき、何をしてもくたびれて仕方ないとき、元気を取り戻すためには何をすべきだろう。ギャンブル?宗教?流行のリラックス療法?ビタミン剤?旅行?飲酒?そんなことよりも、食事をして休んでからたっぷりと寝るのが一番だ。しかも、いつもよりずっと多くだ。目覚めたとき、新しい力がみなぎる別の自分になっているだろう。"の一文は、ニーチェって何をした人なの?と思ったものです。

なんとも現実的且つ的を得ているアドバイスです。ですがここで疲れている人に"休め"とアドバイスするのは誰でもできます。それは当たり前のことだからです。

ですがニーチェの言葉には、休んだ後の改善している状況の説明があります。ここが他人とは違うところではないでしょうか。

休むことによるデメリットは、時間ロス等があります。

例えば、私は平日はある一定の割合で24時を回って帰宅するときがあります。平日ならば6時に起きていろいろな作業を始めます(Twitterの発言を見ると...)。悪い日は1日5時間未満の睡眠です。では週末は?となると休むことはせずに平日と変わらない起床時間を維持して作業を行います。このため、疲れがとれません(私はそれほど体が丈夫ではないので結構つらいときもありました)。

この様な行動を維持するのは、ブログのタイトルの様に恐怖心からです。ですが、疲れからパフォーマンスが落ちている感じもしています。このため、ニーチェの言葉のとおり、休んだ後はリフレッシュしている自分を考えると休息をとった方が全体効率が良さそうです。ちょっと長く休んでみようかと思います。

"読むべき書物(183)"に読むべき本の例をいくつかあげていますが、その中で"読んだことで私たちの心が洗われたことに気づかせるような本"とありますが、私にとっては本書のそのような本の一冊です。

櫻吉 清(さくらきち きよし)

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