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私の読書量は週1冊ペースでそれほど速くも多くもなくないのですが、本を読むことで手に入れた経験をうまく活用できないでいます。改善するために読書ハック系の本をいくつか読みましたが、一番自分に合ったのがREADING HACKS!です。

読書ハック系の本は面白くない本は読まずに捨てる(もしくは売る)とありますが、この問題解決には少し違和感がありました。その理由は、私は自分が読む本を全て購入しているためです。貧乏くさいと言われればそれまでですが、面白くない本も後ろの方にいいことが書かれているかもといつも思ってしまいます。

本書ではこの様な場合は、本には「恋愛適齢期」があるの本棚にしまう事を勧めています。費用対効果も含めて購入した本を捨てることは一種の罪悪感があったのですが、この様に考えると読むのを放棄しやすくなりました。

また、"他人の教訓を実践で試して、本当に使える教訓を取捨選択し、自分向けにアレンジしていく"のフレーズは、他の方も言っていますがよりわかりやすくなっていると思います。

本に書かれていることをそのままコピーすることが重要なように語る方がいて、非常に違和感を覚えたことがあります。本書では、自分向けにアレンジすることを最初からう明言しています。これこそ当然だと思うのですが、なかなか自分の経験話のなかでそれは言いづらいものです。

さらに、本を読んでいる時に良いフレーズに出会うと、私はドックイヤーを行ってきました。以前はNokia E61やiPod touchでメモしたり、プラスチックのしおりを差し込んだりしていたのですが、読むスピードを落としてベストな方法ではありませんでした。また、ポストイットを使用している方もいたのですが、ポストイットを持ちながら本を読みづらいため問題を解決できないと思っています。ついでに、本書ではフィルム素材のポストイットを使用することを勧めています。

フィルム素材のポストイットを使用しても、読書のスピードを落とす問題を解決できないので、少しアレンジして使用してみました。

フィルム素材のポストイットは、5色セットで売られていたため、はさみで1色分を切り取って本に貼りました。これで気になったフレーズの箇所に手短にポストイットを貼り付けることができます。試みましたがもう少し改善が必要なようです。それでもE61やiPod touchでメモしていたころよりもよっぽどいいです(まだドックイヤーの速度には負けますが)。

私は多読ではありませんが、本書の中でショウペンハウエルの言葉である「読書に頼りすぎて考えることをやめるな!」で多読に関する警鐘はかなり衝撃的でした。時々ですが読書することが目的としてしまうときがあるため、アウトプットを心がけることします。

これを機に、もう少しいい読書体験ができるようにいろいろと工夫してみます。

櫻吉 清(さくらきち きよし)

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