« 2007年2月18日

2007年2月19日の投稿

2007年2月20日 »

発売されたばかりの『レコード・コレクターズ3月号』は、黒人音楽ファンには特別な存在のアトランティック・レコード特集。今年で創立60周年を迎えるアトランティック・レコードを知る上で、とても参考になる一冊だ。ページも、何だかいつもより厚い気がする。

その内容はといえば、ジャンルにとらわれず、アトランティック・レコードのアルバム名盤200枚を紹介するといったもの。また、アトランティック・レコードの誕生から衰退までを解説しているページもあって、ちょっとした歴史的な資料としても価値がある。

これで700円は、正直言って安い。最近常にカバンの中に入っている一冊で、通勤途中にページをめくるのが楽しみでしかたがない。

オヤジ世代で、アトランティック・レコードのアルバムを1枚も持っていないという音楽ファンはいないんじゃないかと思う。そう言い切れるほど、アトランティック・レコードはいろんなジャンルに渡って名盤を生み出してきたレーベルだ。

アトランティック・レコードと聞くと、レイ・チャールズやオーネット・コールマンをはじめ、どうしてもソウル、R&B、ジャズといった黒人音楽に強いレーベルという印象を持ってしまいがちだが、実はロックの名盤もたくさんある。しかも、レッド・ツェッペリンからドクター・ジョンまで幅広いのが特徴だ。

たとえば、ブルーノートはジャズ専門だし、チェスはブルース専門。黒人音楽に限っても、アトランティック・レコードほど多彩なレーベルは他にない。

実際ページをめくりながら、「えっ、これもアトランティック・レコード?」とちょっと驚かされたアルバムがたくさんあった。自分が持っているレコードをチェックしながらページをめくってみるのも面白い。

ちなみに、僕が最初に買ったアトランティック・レコードは、レッド・ツェッペリンの『レッド・ツェッペリン』。皆さんの最初に買ったアトランティック・レコードは何ですか?

itoman

SNSには大きく3種類のユーザーが存在する。毎日のようにログインしては、ブログやコミュニティにも自ら積極的に発言するアクティブ・ユーザー。頻繁にサイトにログインはするものの、ブログやコミュニティに自ら発言することはほとんどないサイレント・ユーザー。登録はしたものの、たまに気が向いた時だけログインするダミー・ユーザー。

アクティブ・ユーザーの全ユーザーに占める割合は、20%~30%だと予想している。もちろんSNSの内容によってもこの数字は変わってくると思うが、そんなに多くないことだけは確かだ。

ということは、残りの70%~80%はサイレント・ユーザーとダミー・ユーザー。正確な数字はちょっと控えさせてもらうが、恐らくサイレント・ユーザーの数が今のところfaamでは最も多いと考えられる。つまり、頻繁にログインはするものの、ほとんど何の活動もすることなく沈黙しているユーザーが圧倒的に多いということだ。

では、沈黙しているユーザーは、サイトの内容がつまらないから沈黙しているのか。もちろん、内容がつまらないから沈黙しているユーザーがいることを否定はしない。ただ一方で、沈黙しているユーザーの多くが、つまらないから沈黙しているわけではないということを理解しておく必要がある。

実は沈黙しているユーザーも、それなりに楽しんでいる場合が多い。ただその楽しみ方が、アクティブ・ユーザーのように表面に出てこないため、回りの人間に伝わらない。ブログやコミュニティに自ら発言するだけが、SNSの楽しみ方ではないというということだ。

最近、3人の沈黙するユーザーから直接メッセージをもらう機会があった。その3人のユーザーは、ブログも書いていなければ、コミュニティで発言しているわけでもない。ただ、好きなアーティストの曲や動画を視聴したり、そのアーティストのブログを読むことが楽しみなのだといいう。

最後に感謝の言葉が添えられていた。「居心地の良い空間を提供してくれて有難うございます」。その沈黙するユーザーからのメッセージは、アクティブ・ユーザーこそがSNSにとって重要なんだと思い上がっていたSNS運営者の鼻をへし折ってくれるのに十分だった。

友人申請したい気持ちをぐっと抑えた。たぶん、そんな行為を沈黙するユーザーは望んでいないはずだから。結局、ブログを書いたりコミュニティに参加することを無理に煽っても、何の効果もない。沈黙することの自由も、認めてあげることが重要だ。

活動するアクティブ・ユーザーと、その活動を見守るサイレント・ユーザー。沈黙するユーザーの役割がそこにはちゃんとある。SNSの深みをユーザーに教えてもらった。

itoman

« 2007年2月18日

2007年2月19日の投稿

2007年2月20日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

伊藤 靖

伊藤 靖

株式会社リトルウイングス代表取締役。
青森県弘前市出身。大田区蒲田在住。
企業のメディア戦略、コンテンツ戦略、モバイル戦略の構築と実行をサポートするサービスを提供しています。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のコメント
最近のトラックバック
カレンダー
2012年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
itoman
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ