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2008年4月21日 »

 連日こればかりで何ですが、Macクローン販売会社Psystarの続報です。

 昨日のエントリで、Psystarが何度かWebサイト上の住所を書き換えたと書きましたが、同社はこれを「引っ越しのため」と説明しています。多数の注文があったため、オフィスを拡大したとサイトには記されています。それでも数日のうちに3回も住所を書き換えるのは怪しいと思いますが……

 さらに、同社は現在、オンラインストアを停止しています。クレジットカード決済の処理を委託していたPowerpayのミスで、処理を拒否されたためとPsystarは説明しています。しかしNews.comの取材では、Powerpayは「PsyStarに契約違反があったので取引をやめた」とPsystarとは食い違うコメントをしています。これに対してPsystarはComputerworldの取材に、契約違反は「取引件数が契約上の上限を超えたため」と答えています。取引件数が突然急増したため、Powerpayは詐欺の疑いありと判断して調査のためにPsystarの口座を閉鎖した、ということらしいです。Psystarは問題が解決するまで、電子メールで注文を受け付け、決済はPayPalを使うとしています。

 また、昨日のエントリで通りすがりの方が教えてくださったGIZMODOの記事には、Psystarのオーナーと思われる人物が持っている FloridaTekという企業のサイトに、実行可能ファイルをダウンロードさせるリンクが多数掲載されているとの指摘もあります。

 怪しい情報が次から次へと出てきますが、もうOpen Computerを注文してしまった人もいるかもしれないのが心配です。

 以上、広瀬でした。

hiro

 Googleがカトリック教会化するのなら、カトリックは携帯化するのがいいかもしれません。いま、個人を最も強力に管理下に置けるのは、携帯電話ですよね。

 Computerworldのマイク・エルガンが「宗教とケータイ」をテーマに面白い記事を書いています。

Elgan: Which religion has the best cell phone?

 iPhoneがJesus Phoneと呼ばれているから、それについてのことかと思ったらそうではなく、特定の宗教に特化した携帯電話、ということみたい。

 実際、いくつかの携帯が宗教対応をしているらしいです。記事では、ユダヤ教、イスラム教、仏教の携帯電話が紹介されています。

  Ilkone I-800というのがイスラム教専用携帯で、なにげにかっこいい。お祈りの時間を告げたり、メッカの方向を示してくれたりするそうです。偶像崇拝禁止なんで、アイコンは使わず、文字だけのインタフェースというのは、あくまでわたしの想像です。

 仏教専用だと、中国で売られているN70カスタムモデルがキンキラキンな携帯。音楽とかが仏教音楽(?)らしいです。

 ユダヤ教向け携帯は、安息日に電話をすると、料金が高くなり、戒律に反するようなコンテンツはフィルタリングされるという、便利というよりは、規制を厳しくするための道具みたいですね。さすが十戒。

 この記事にはキリスト教携帯については書かれていませんが、ITmediaの記事に、「教会ケータイ」というのを見つけることができました。

教会ケータイ/バイブルフォン/仏教サイト――モバイル市場で“宗教ユーザー”をつかめ

 キリスト教シェアが高い、韓国でのお話。

 動画によるモバイル説教サービスが組み込まれた携帯電話らしいです。無料で配布しているというのも、布教活動の一環でしょうか。

 日本で宗教携帯というのはまだ出てないようですね。これ以上書くと、火あぶりにされそうなので、このへんで。

 田舎の両親が積極的に携帯を使うようになるには、カトリック携帯が必要かな、と考える、無神論者の松尾でした。

koya

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