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真っ暗な会場正面のスクリーンに突然ギブソンのギター製作の様子が映し出された後、ステージにはギターを抱えた青年のシルエットが~。そしてしばらくのりのりでギターを弾きながら会場を歩き回る青年。しかし会場はかたまっている(ように見える)。
だってここはMicrosoftのエンタープライズ向け「ユニファイドコミュニケーション製品」の発表会場。なんでオープニングでぎんぎんのギター演奏が?
演奏が終わってステージのスポットライトにゲイツが登場したときには、心なしか会場からホッとしたような拍手が(一番ほっとしたのはギターの青年ではないかと)。
ギブソンがMicrosoft Dynamicsを使っているのは分かります。ギブソンがローンチイベントでパネルに参加するのも分かります。でも、あのオープニングはちょっと違うのではないかと。音楽好きなジョブズはiPod関係の発表会でアーティストをステージに呼んだりしますけども。
ちなみに動画はこちらにあります(直リンなのでご注意ください。当然Windows Media Playerオンリーなので画像キャプチャはしておりません)。
エリック・クラプトンが出るそうだ、というウワサもあって心配(?)していた澤でした。
大企業のビデオ会議デバイスという触れ込みですが、Microsoft RoundTableがすごい。
どこがすごいかというと、360パノラマ映像をライブ動画で流すことができるという点。これは単なるビジネス道具にしておくのはもったいないでしょう。荻窪圭さんをはじめとするQuickTime VRな人たちにとってすごく便利なオモチャになりそうです。Macでは使えないので無理だとは思うけど。
360度を動画で撮影するためにどんな技術を使っているのか知りたくなって、マニュアルをダウンロードしてしまいました。
それによると、5つのミラー、5つのカメラを使ったぜいたくな作りになっているようです。それを合成して相手先に送っているんでしょうね。だから、若干の遅延は発生するらしい。
どのくらいの値段で買うことができるのかはいまのところ不明(2006年のリリースでは、3000ドル未満、ということになっています)。
個人的には、これを置いてほしいのはオフィスの会議室なんかじゃなくて、渋谷交差点のど真ん中、タイムズスクウェアのチケット売り場のあるところ、富士山頂、東京タワーのてっぺん、といったところ。
家庭用ロボットにRoundTableをのっけるのもいいし、自転車のヘルメットの上や自動車のルーフに置いて車載ビデオなんかとれたらすごくおもしろい映像ができると思います。
このデバイスは、音に反応して画像がセンタリングされるそうなので、パーティー会場に置いても後で楽しめる動画が残せそうですね。
Surfaceといい、これといい、テーブル関連のデバイスではむちゃくちゃ画期的なものを作るMicrosoft。なんかこだわりがあるのでしょうか?
次はSurfaceとRoundTableの両方の機能を持った、カメラ付きテーブル型ロボット(もちろんトランスフォームする)なんかを作ってほしいものです。
以上、コンシューマー向け廉価版の登場を期待する松尾でした。
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