日本の中小企業経営者には画期的な出来事!亀井金融相が連帯保証人制、見直し検討
亀井金融相のモラトリアム法案については当然のごとく批判の声も多く、根本的な話として借金返済を待ってもらうより仕事の創出にもっと工夫できないか?って話になると思うのですが、
以前にも書いたように巨大金融機関が引き起こした危機のために、一般人が差し押さえや失業の憂き目にあっているのに、他方では復活の兆しを見せつつある巨大金融機関においては懲りもせず収益改善を理由に巨額ボーナスを復活させようとしていたりしてるというのに、小さな借り手は「借りたモノは返す」という理屈の前に誰にも助けてもらえない状態だったりしまするわけで、「大き過ぎてつぶせない」という理屈を目にしながら、最近ですと日航の再建問題などを眺めながら心の消化不良を起こしていた訳です。
今夜オルタナブロガーの方々とこの辺の話をする機会があったのですが、この制度でもし会社でしている借金棒引きして、個人保証も水に流してくれるんだったら一回会社潰すかも…って話にわたしも大きく頷いたのですが、ここには日本独特な借金の個人保証制度の問題が根深くあるわけです。
安倍首相の再チャレンジ政策の中でこのアイデアもしかして触れられていたのかもしれませんけど、日本の中小企業が会社名義で借金する際に、社長が個人保証するってのは当たり前で、ここが日本の起業数が少ない原因では?という意見もあるほどです。日本ではこの制度に従わずに借金することは不可能ですから、会社を借金もって潰した時にはほぼ人生アウト状態に陥る人が圧倒的多数になってしまう訳です。
この制度は当然評判悪かったのですが、資本をもっている側が不利な制度が推進される訳もなくこれまで時代が流れてきた訳ですが、連帯保証人制の見直し検討を亀井金融相が記者会見で発言したとのことで、
この流れがちゃんと法制化など具体的な進展を見せるような事になると日本の中小企業経営者にとってはまさに画期的な出来事ではないでしょうか?