自分の死後を想定したコンテンツ
Hiram Bullockというギタリストが亡くなった件について昨日エリックさんがエントリーをアップしてくれました。
Hiram Bullock "Late Night Talk"
わたしとってはギタリストは誰が好き?と聞かれてまず最初に答えるのが「Hiram Bullock」でした、、、、どのくらい思い入れあったかというと彼のメインギターに憧れ、勢いでボディーの塗装を剥がして、燃やして焦げをつけたボディを持ち込んでギターを作ってもらうくらいハマッってました。
※ここで使用しているHiram Bullockの画像はオフィシャルサイトからプレスキットとして配布されているものを使用しています。
実はエリックさんとも一緒に彼のブルーノート東京のライブを見に行ったりしていて、コメント欄でもやりとりしているように、まさに「昔遊んでた友達が死んでしまったような寂しさ」があったりするのですがHiramの解説とかをココに書いてもあんま意味ないと思いますので、ITmedia オルタナブログ的な視点でエントリー書いてみたいと思います。
ふだん雑感記事しか書いてないじゃん、、、って突っ込みはここではご勘弁ってことで(苦笑)
彼が亡くなったのは先月の25日ということで、現時点でhiram bullockのオフィシャルサイトは公開継続されていますが、スケジュールとブログは現在閉鎖され新たな書き込みとかはできない状態。
オフィシャルサイトではこれまで日本のファンの人からの書き込みも結構あって、今度の公演楽しみにしてるよ、、、みたいなコミュニケーションが行われていましたが、その痕跡を今はもう見ることは出来ません。
MySpace.com - Hiram Bullock - NEW YORK, New York - Jazz / Rock / Funk
MySpaceのほうにもお悔やみのコメントが並んでおり、Youtubeの彼に関する動画についても同様のコメントや「彼は亡くなったの?」といったコメントが見受けられます。
ふと感じたのは、インターネットに拡散してしまった情報が完全に消えることは無いでしょうが、オフィシャルサイトにしろ、個人の勝手サイトにしろ、料金の支払いを止めてしまうと当然サービスは停止してその情報はネットから消えることになるんだよな、、、と、
それと、Youtubeなりブログの無料サービスについてはサービス提供会社が無料提供を続ける限りネットには存在するでしょうが、たとえばココログのようなサービスであれば更新していないブログはアカウント停止みたいな事もあったりするようですし、この手の無料サービスもいつ終了するかは判らないですから、ローカルに保存しておくこともやっぱ必要かも、、って思いなおしたりして、保存した情報は自分が生きている間は楽しむことができるので、この点についてはやはりインターネットという情報収集のインフラとしての威力を改めて再認識したのでした。
ここから数十年、百年の単位でインターネットが活用され続けたとすると、ネット出現以前のアーティスト活動って当然創作活動が第一だった訳ですが、このネット時代では作品以外にパーソナルな情報をそれこそ先日紹介したようにライフストリームできてしまうわけで、極端な話、自分の死後を想定したコンテンツを配信することも出来るんだよな、、、と
文章、絵、写真、音楽、動画といったものであれば、自分が死んだ後でもパソコンでの楽しみ方には大差ないでしょうから、もしかして現在は商業的に成功していないかもしれないが、例えば2100年にネットで発掘されて世界的な話題になるコンテンツが出てくるかもしれません。
P.S.
ほんと彼のライブがもう見れないと思うと残念です、、、合掌