"じゃまおじ"、"じゃまおば"にならない為に
今回のコロナ禍で、リモートワークが進んだことで会社で仕事をしてない人が浮き彫りになってしまったと言う話はよく聞く様になりました。
今まで会社で日中に「この人は一体何をやっているのだろう?」と思われている人が、実際にリモートワークになって、その人が居なくても仕事に全く影響がなかったり、実は会社の中で全く機能して居ない人だったりすることが一気に浮き彫りになってしまったケースは少なく無い様に思います。
メディアでは "働かないおじさん" と言うキワードもよく見かけますが、いわゆる日本的な会社員の年功序列である程度のポストに年齢と共についている会社員が少なからずまだ存在すると言うことでしょうか。
今は年功序列ではなく、 "成果主義" や "実力主義" で、年齢、職歴に関わらず能力に応じた評価がされる企業も増えてはいるものの、まだ中間管理職にはなんとなく長く会社に居ることで今のポストに押し上げられたマネジメント層が日本には多い様に思えます。
今回タイトルにあげた、"じゃまおじ"、"じゃまおば" は、「シン・ニホン(AI×データ時代における日本の再生と人材育成)」(安宅和人著)から引用させて貰いましたが、まさに今の日本の企業風土や会社の課題を的確に表している様に思える言葉です。
ポストコロナ社会では、新しい生活様式が求められており、これは個人、企業、社会が変わって行く必要があることを意味しています。今までなんとなく惰性で何となく続いていた仕事のあり方は今まさに変わって行く岐路に立たされているのだと思います。
これはネガティブでは無く、ポジティブな変化と言えるででしょう。
(この変化をネガティブに受け止めている人は既に、"じゃまおじ"、"じゃまおば" になっているかも知れませんのでご注意を)
今回のコロナウイルスは様々な影響を世界に与えていますが、社会が変わるチャンスでもあると思っています。
これからの時代の求められる人材に変化できる人、出来ない人で大きく5年、10年後の未来が変わって来る気がします。
少なくとも、会社に居るだけで何をしているか分からない、"じゃまおじ"、"じゃまおば" にはならないように、今の自分に求められるパフォーマンスを最大限に発揮できる意識を持って仕事に向き合う気持ちを大事にしたいと思います。
そして、"じゃまおじ"、"じゃまおば" には早々に後人に席を譲ることを願います。