アドラー心理学はなぜ"今"流行るのか?
久しぶりの投稿です。(すっかりサボっておりました。。。スミマセン)
最近本屋さんでよく見かけるようになった、"アドラー心理学"ですが、私もイノベータでは無いにせよ、アーリーアダプター程度の辺りで、"アドラー心理学"の1冊を手にしました。もう10冊以上は関連書籍を読んでいます。
アルフレッド・アドラーと言う、オーストリア出身の精神科医であり心理学者でもあった人物の提唱した心理学の一派ですが、アドラーは、生前に、「いずれ世の中から、アドラー心理学と言う言葉自体がなくなるだろう」と発言していました。
これは廃れると言う意味では無く、アドラー心理学の考えがコモンセンスとなり、特別なものでは無くなると言う意味での発言です。そのくらい、"当たり前のこと"を提唱しているのが特徴と言えるのでは無いでしょうか?
この辺りが、現在の日本社会に受け入れやすい内容なのだと思います。
アドラー心理学の理論を少し紹介します。
(自己決定性)
・人間は環境や過去の出来事の犠牲者では無く、運命を自ら創造することが出来る
(目的論)
・過去の原因では無く、人間の行動にはその人特有の意思を伴う目的がある
(全体論)
・人は心の中が矛盾対立する生き物では無く、ひとりひとりがかけがえのない、分割不能な存在である。
(認知論)
・人間は自分流の主観的な意味づけをし、自分だけのメガネを通して物事を見ている。
(対人関係論)
・人間のあらゆる行動は、相手役が存在する対人関係である。
アドラーの言葉
『人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。人生はきわめてシンプルである。』
アドラーは人の悩みは全て対人関係によるものであり、またその悩みを作り出しているのは自分自身であり、自分次第で悩みは解決できると考えました。
自己の認知を変えることで、生き方が楽になると言う点では、現在の認知行動療法とも通じるところがあると感じます。
皆さんも、人生をシンプルに生きて見たいと思われたら、是非「アドラー心理学」を学んで見てください。