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迷惑メール収集家

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先般、こんなエントリーで、「専門家の肩書きって名乗ったもの勝ちみたいなところないですか?」なんて書いたが、そういう意味で自分を考えると何が名乗れるだろう、と思うと、”迷惑メール収集家”かもしれない。

前にも書いたが、おかげさまでメインで利用しているメールアカウントのso-netは、見事にフィルタリングされていわゆる迷惑メールの類はほとんど届かないのだが、会社のメールアカウントにはバカスカ届く。これを会社のメールサーバー管理者の責任にする気は毛頭無いのだが、まあ見事に届くので、逆に言えば、「ああ、今こんな迷惑メールが届いてくるんだ」というのが認識できて、”向学心”目的で言えば逆に良い。

英語で届いてくる迷惑メールは、やれ、レプリカのRolexだの、Viagraがある、などと、もうええっちゅうねん、って感じのつまらない(と自分は思っている)メールが多いのだが、日本語で届くものは、なかなか興味深いものが多い。

1)シリーズもの

どこまで、きちんと管理して発送されているのかわからないが、

初日:「はじめまして」
二日目:「昨日送ったんですけど、見てくれました?」
三日目:「返事が無いんですけど。とても寂しい」

系のきちんとストーリーがつながっているもの。

2)ピンポイントで狙ってくるもの~行動編

「ねぇ、この掲示板、私じゃないの?。(リンク)。なんでこんなの公開されてるのよ!削除できないからあんたきちんと対応しておいて!」みたいな、具体的な行動を示唆しようとするもの。

3)ピンポイントで狙ってくるもの~個人編

ねぇ、○○君(→○○は具体的な名前)等で始まる呼び掛け系の文章。幸か不幸か、未だに、自分ズバリの名前で来たことは一度も無い。

でも、こういったそれぞれのパターンが結局繰り返されると、「もうええっちゅうねん」という感じでイラっとくる。

ところが、日経BP社の記者の方によると、「2007年11月17日に会えませんか?」という極めてピンポイントな迷惑メールが来たそうである。悔しい!とても悔しい。俺もそんな”おもろい”迷惑メールなら出会ってみたい!(と思っている段階でかなり毒されている)。

・・・で、こういったメールを送り付ける実際の行為者は何らかの広告収入がきちんと得られているのかもしれないが、そもそもの広告主にとって、きちんと費用対効果が得られているのかが個人的にはとても疑問である。以前、ウン億通送っていた、ということで摘発されている業者があったが、それだけ送ると0.1%でもウン十万、0.01%でもウン万の方に反応してもらえる、という意味で効果なのだろうか。

でも、まぁ正直なところは、もう毎朝消すのだるいので、送ってこないで欲しいけど。

※勝手な肩書きを名乗るにあたっては、「迷惑メール評論家」とでも書こうか、と思ったが、迷惑メールが届いてくるプロセスの分析とかできる訳では無いので、評論家、はおこがましいな、と思って止めました。

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