”真”の流行語の決め方は?「はてなダイアリーキーワード」と「新語・流行語大賞」
一昨日、ここんとこ例年の恒例になってきた、「はてなダイアリーキーワード」からの「現代用語の基礎知識」に掲載されるキーワードの発表があった、とのこと。
「アサヒる」「初音ミク」「ローゼン麻生」、現代用語の基礎知識に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/14/news075.html
実は、自分の場合、この発表は、石坂さんのブログで「ああ、そんな時期なんだ」と気づいたのだが。
石坂さんのブログ
「Web屋さんのココロえ」お久しぶり、そして、「現代用語の基礎知識」に卒倒。
http://blogs.itmedia.co.jp/kokoroe/2007/11/post_e5ff.html
一方、機を図ったか?「新語・流行語大賞」のノミネートも昨日あった。
現代用語の基礎知識 編 2007 ユーキャン新語・流行語大賞 候補語
http://www.jiyu.co.jp/singo/nominate2007.html
ぱっと見る限り、何かダブっているものが無さそう。
いや、目視では判断が付かないので、一応、Excelで対比してみた。
対比したExcel表(Excelの無い方はOnSheetをどうぞ!)
vs.xlsをダウンロード
この結果、現状一致しているのは、「フードファイター」のみ、ということがわかった。
・・・こんなもんわざわざ作って・・・暇人?・・・そう・・・なりますかねぇ。
両者の選択方法は全く違うのは自分が書く以上に詳しくご存知の方が多いだろうから書かないが、それでも何故にこんなに違うのだろう、というのは気になった。
「はてな」はネットサービスだから、やはりネットで目に付いた言葉が中心になってはきているものの、決してその意味そのものは、ネット上で完結する言葉ではないことが多い。一方、「新語・流行語大賞」の方は、一般的、と言えば一般的なのだが、単なる「商品名」であったり、何となく、その募集時期によく耳にする言葉が選択されているのでは?と思える節もあり、必ずしも流行語としての「言葉」としての体はなしていないようにも思える。
丁度先週書かせてもらった「メディア・リテラシー」の件では無いが、色んな多種多様なルートであがってきた言葉がちゃんと有機的に結合する時、初めてその言葉の真の意味での流行度合いとかが測れるよな、と思った。この時、ネット系でも、例えば「はてな」の他に「Yahoo!」や「Google」の検索ワードランキングを拾うだとか、各全国新聞紙の紙面を構成した言葉の第一位、とか、本屋に新刊で並べられた本のタイトルに含まれる言葉第一位、とか、が全部ソースとしてあって、その候補が並べば、凄く網羅感があると思うのだが、どうだろうか。って所詮「現代用語の基礎知識」という出版物になるための情報ソースであるから、そこまでの公平性は求める必要も無ければその読者も求めないのだろうけど。
ちなみに、前述の件を踏まえると、自分の考える流行語は「商品名」ではない。だから「ビリーズ・ブートキャンプ」という”商品名”ではなく、「ビクトリー」&「ワンモアセッ」をちゃんとセットにして欲しい。また今年を示す一言は「偽装」なんじゃないの?とか。でも、色んな意味でアイデアの偉大さも含めて「ミートホープ」は残したい。「ナントカ還元水」も推したいところだが、その後がアレなので・・・。また、「オッパッピー」は、ちゃんと「オッパッピー(Ocean Pacific Peace)」と括弧書きで入れて欲しい。ちなみに、石坂さんも書かれていた、「違うよ。全然違うよ。」には特別賞をあげたいぐらいだが・・・ねぇ?
※11/16 AM10:10書き間違えをちょっと修正